(注)画像はイメージです。
本日の動き
米国では、米国大統領選挙でトランプ氏が勝利するとの見方が強まり、各種規制が緩和されるとの思惑が広がったほか、9月利下げへの期待が継続しました。これらを背景に週明け15日の米国株主要3指数は揃って続伸し、NYダウは約2ヶ月ぶりに史上最高値を更新しました。米国株高を受け、連休明けとなる本日の日経平均株価は前週末比176円高の41,366円で取引を開始しました。業種別では、トランプ氏が再選した場合の米経済のソフトランディング期待や、米長期金利の上昇基調が強まるとの見方から、金融セクターや、輸出関連株の機械セクターが上昇しました。また日経平均株価は前週末12日に下げ幅が今年最大となったことから、自律反発の動きもみられました。これらを背景に日経平均株価は一時前週末比329円高となりましたが、その後は材料に乏しく徐々に上げ幅を縮小させました。大引けは前週末比84円高の41,275円で本日の取引を終えました。個別企業では「トランプ・ラリー」関連として防衛関連の事業を手掛ける銘柄の上昇が目立ち、三菱重工業の終値は前週末比5.04%高、IHIは5.17%高となりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
米国では16日(火)に6月小売売上高が発表されます。米国の個人消費の底堅さが維持されているか注目されます。ます。また、中国では15日(月)から18日(木)まで三中全会が開催されています。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)