(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は前日比265円高の39,864円で取引を開始しました。日経平均株価は昨日までの4営業日で1,676円と急落しており自律反発の動きがみられましたが、一巡後は上値の重い展開となりました。その後は来週行われる日銀の金融政策決定会合を控え、日銀の早期利上げの可能性が高まっているとの市場の見方から上げ幅を縮小し、日経平均株価は後場に入ると下げに転じました。大引けは前日比4円安の39,594円となり、5日続落となりました。個別企業では、昨日今期業績見通しの上方修正を発表した日本郵船が大幅に上昇し、終値は前日比+8.15%となり相場の下支えとなりました。海運株は中東情勢の緊迫化や需要増でコンテナ船運賃の高騰が続いており、足元の円安進行も収益に追い風となります。日本郵船のように今期業績見通しの上方修正が見込めるとの期待から業種別でも海運株が上昇し、騰落率では前日比+6.62%となりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
今週から本格化する決算発表に注目が集まります。米国ではマグニフィセント・セブンと呼ばれる大手テクノロジー企業7社の一角である、アルファベットとテスラの決算発表が行われます。経済指標では、米国で23日(火)に6月中古住宅販売件数、 24日(水)に6月新築住宅販売件数などが発表されます。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)