決算概要2024年4-6月期(2024.12期第2四半期)

EPS実績は市場予想を下回った

米国時間7月23日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2024年4-6月期(2024.12期第2四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を2.9%上回り、EPSは市場予想を15.9%下回りました。太陽光などのエネルギー生産・貯蔵部門や、脱炭素化で遅れているほかの自動車メーカーへの規制クレジットの売上高は堅調でした。

リストラ費用や値引きが利益率に重石

会社は、利益率がリストラ費用(約10%の従業員を解雇すると2024年4月に社内メールの内容が関係者の話として報じられました)や、AIへの設備投資(6億ドル、2024年1-3月期は10億ドル)、車両の販売価格引き下げなどにより低下したとコメントしました。

また、延期していた新車種「ロボタクシー」の発表は2024年10月10日に、新型「ロードスター」の生産開始は2025年になると発表しました。 

売上高とEPSの推移

株価は時間外取引で下落

テスラの株価は、前日比2.04%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比8.42%安の225.64ドルで推移しています(NY時間19:00)。

リストラ費用や値引きによりEPSが市場予想を下回ったためと考えられます。今後、リストラによる効率化や、AIによる自動運転、新車種などが利益にどの程度貢献できるか注目されます。

株価推移 (6ヶ月日足)

(注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。
(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年7月23日時点。
(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年4-6月期(2024/6)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2024年7-9月期以降の予想は2024年7月22日時点。
(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成

(文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行)

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