(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比76円安の37,792円と続落して取引を開始しました。前日の米国株式市場でハイテク株の下落が続いており、東京エレクトロンなどのハイテク株の多くは下落して寄り付いた後も下げ幅を拡大しました。日経平均株価は前日まで7営業日続落でこの間約3,400円下落しており、自律反発のような動きで上昇に転じる場面もありました。しかし、新規の買い材料に欠き、日経平均株価は再度下げに転じ、大引けは202円安の37,667円で本日の取引を終えました。日経平均株価は2021年10月以来2年9ヶ月ぶりの8営業日連続の下落となりました。  個別銘柄では、決算内容が材料視され動意付く銘柄が目立ちました。前日引け後の決算が好感されたキヤノンが前日比+6.66%、富士通は同+10.86%と上昇しました。一方で東京エレクトロン同ー4.77%、アドバンテスト同ー3.55%、ソフトバンクグループ同ー2.03%となるなど主要ハイテク株の下落が重石となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では本日6月PCE(個人消費支出)コアデフレーターが発表されます。30ー31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、同指標が市場の予想通り減速となるか注目されています。

(野村證券投資情報部 神谷和男)

ご投資にあたっての注意点