(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比227円安の38,241円で始まりました。米国の金融株や半導体株安を受け、日本の銀行株や電機株が下落しました。また、前日の大幅高を受け利益確定の動きがみられたものの、その後は底堅く推移しました。日経平均株価は後場に入ると下げ幅を縮め、その後は31日の日銀金融政策決定会合と、日本時間8月1日早朝のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控え、様子見ムードが広がりました。市場では、日銀金融政策決定会合において追加利上げは見送られるとの思惑などが意識され、日本の長期金利は前日比0.03%低い(債券価格は高い)0.995%と1ヶ月ぶりの低水準となりました。これを受け外国為替市場は14時すぎに1米ドル=154円60銭台まで円安が進行し、日経平均株価は引けにかけて前日比プラスへと転じました。大引けは57円高の38,525円となり、2営業日続伸となりました。個別企業では、前日引け後に発表された決算で今期業績予想を上方修正したファナックの終値が前日比+2.93%となった一方、失望的な決算発表となったコマツは終値が前日比-4.84%となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日から明日にかけて、日米で金融政策会合が開催されます。米国の利下げ開始時期やその後の利下げペースに関して、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の会合後の記者会見に注目です。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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