(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

16日の米主要3指数は、揃って続伸しました。8月ミシガン大学消費者センチメント指数(速報値)は、67.8と市場予想(66.9)を上回り、5ヶ月ぶりに上昇しました。前日に発表された7月小売売上高に続き、速報性の高いミシガン大学消費者センチメント指数でも米国消費の堅調さが示されたことが、投資家心理の改善に寄与し、株式市場を下支えました。NYダウは4日続伸、S&P500指数とナスダック総合指数はそれぞれ7営業日続伸となりましたが、これまでの大幅続伸に対する反動などから、主要3指数は場中に下げに転じる場面もありました。

相場の注目点

日本企業の決算発表が一巡し、市場の関心を集めるのが日米の金融政策の動向です。今週は、22日~24日にジャクソンホール会議(カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム)が開催されますが、米国景気や利下げ見通しについて、パウエルFRB議長がどのような見方を示すのか、注目されます。日本では、日銀の追加利上げのタイミングやペースを見極める上で、7月全国消費者物価指数(23日)や衆参閉会中審査(23日)における植田日銀総裁の発言内容は重要です。日米株式の反発が明確となっているだけに、追加利上げ観測が強まるリスクに注意が必要です。

本日のイベント

日本では、設備投資の先行指標となる6月機械受注と7-9月期見通しが発表されます。また、米国では11月の大統領選挙に向けて本日から22日(木)にかけて民主党全国大会が開催され、民主党の正副大統領候補が正式に指名されます。

(投資情報部 澤田 麻希)

(注)データは日本時間2024年8月19日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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