(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株は、NYダウは史上最高値を更新し、一方で金利上昇などを受けハイテク関連株が下落しました。日経平均株価は43円安の38,066円で取引を開始しました。値がさの半導体関連株の下落が重石となりましたが、一巡後は下げ幅を縮めました。その後は28日(水)のエヌビディアの決算発表を控え様子見姿勢が強く、小幅な値動きが続きました。外国為替市場では、ジャクソンホール会議などの重要イベントを終え円高は一服し、国内の輸入企業などによるドル資金の調達が活発だったとの見方もあり、11時台以降には1米ドル=145円台に迫る場面もありました。円安を背景に株価も上昇に転じ、午後には徐々に上げ幅を広げました。大引けは前日比178円高の38,288円となりました。

本日の東証プライム売買代金は約3.2兆円と、6営業日連続で4兆円を下回る薄商いが続いています。日経平均株価の予想変動率を示す日経平均ボラティリティ指数は、本日終値では23ポイントとなりました。8月上旬の80台を超えた水準からは大幅に切り下がっており、市場の混乱は収まりつつあるといえます。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では、本日6月S&P/コアロジックCS(ケース・シラー)住宅価格指数や、8月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)が発表されます。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点