(注)画像はイメージです。
本日の動き
前日の米国株式市場で、主要3指数が小幅ながら上昇しました。外国為替市場で1米ドル=143円台後半まで円高が進行したことで、本日の日経平均株価は前日比67円安の38,221円で取引を開始しました。寄り付き後、一時下げ幅を前日比147円安まで拡げたものの、円高・ドル安が一服したほか、前日の米国株高が下支えとなって日経平均株価は下げ渋り、前日比89円安の38,199円で午前の取引を終えました。日銀の氷見野副総裁が講演で、今後の利上げについて当面は市場の安定を見極める姿勢を示したことが一部報道で伝わると、午後に入って日経平均株価は徐々に下げ幅を縮小しました。取引時間終了間際には上昇に転じ、前日比83円高の38,371円で本日の取引を終えました。ただし、米エヌビディアの決算発表を前に積極的な取引は控えられ、東証プライム市場の売買代金は3兆2,680億円と低水準で、7営業日連続で4兆円を下回りました。個別銘柄では、楽天グループが一部アナリストによる目標株価引き上げを材料視され、前日比+9.19%と上昇が目立ちました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
米国でエヌビディアの2024年5-7月期決算が発表されます。国内外の半導体関連企業を中心に株価動向に影響を及ぼすことから、注目が集まるでしょう。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)