(注)画像はイメージです。
本日の動き
前日の米主要3指数は揃って下落となり、引け後に2024年5-7月期決算を発表した米半導体大手エヌビディア株が時間外取引で大幅安となりました。この流れを受け、本日の日経平均株価は前日比251円安の38,119円で始まりました。半導体関連株の下落が目立ち、一時は同401円安の下落で37,970円と38,000円を下回る場面もありました。エヌビディア社への過度な成長期待は後退したものの、半導体への旺盛な需要は維持されるとの観測から、その後東京エレクトロン等の半導体製造装置大手は下げ幅を縮小しました。後場に入ると一時は上げに転じる場面もありましたが、大引けでは前日比9円安の38,362円と3営業日ぶりの小反落で本日の取引を終えました。日本株は新規の材料に欠く展開が続いており、東証プライム市場の売買代金は前日の約3兆3,000億円からは増加しましたが、3兆8,556億円と8月20日以降8営業日連続して4兆円には届きませんでした。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日は米国で、週間新規失業保険申請件数が発表されます。米国景気、特に雇用関連の統計に市場の関心は高く、結果次第では為替市場が大きく変動する可能性もあり注視されています。
(野村證券投資情報部 神谷 和男)