(注)画像はイメージです。

本日の動き

今晩発表が予定されている米国8月のISM製造業指数への警戒感から、外国為替市場で1米ドル=146円台後半と円安・米ドル高が進んだことを受けて、日経平均株価は前日比44円高の38,745円で本日の取引を開始しました。寄り付き後も、為替市場で円安が一段と進むにつれて日経平均株価は上昇し、上げ幅は一時前日比266円高まで拡大しました。しかし、円安進行が一服すると徐々に上げ幅を縮小し、前日比86円高の38,787円で午前の取引を終えました。その後は、一部報道による半導体規制措置に対する中国の報復措置への懸念が改めて意識され、東京エレクトロンなどの半導体関連株が日経平均株価を押し下げました。その後も上値を追う動きは限られ、前日比14円安の38,686円で本日の取引を終えました。東証プライム市場の売買代金は3兆3,167億円と低調な水準でした。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で8月のISM製造業景気指数が発表されます。9月17-18日に開かれるFOMC(連邦公開市場委員会)を前に、米国経済の動向を見極める経済指標の一つとして、注目されます。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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