(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前週末比447円高の38,171円と約3週間ぶりに38,000円を上回って取引を開始しました。前週18日の米国の大幅利下げ後、市場では米経済の軟着陸観測が強まり、昨日の米国株式市場ではNYダウとS&P500は上昇し、史上最高値を更新しました。一方、連休明けの日本では前週末の日銀政策決定会合後小幅ながら円安米ドル高となりました。円高による日本企業の業績悪化への警戒は後退し、日経平均株価は一時、前週末比703円高の38,427円まで上げ幅を広げました。しかし、前営業日まで3営業日で1,520円上昇しており、その後は高値警戒感から上げ幅を縮小し、38,000円を挟んで一進一退となりました。中国当局が、預金準備率の引き下げや、実質的な政策金利の追加引き下げの可能性を示すなど追加の金融緩和策を相次いで発表し、中国株高となりましたが、日本株への影響は限定的でした。新規の買い材料に欠き、日経平均株価は前週末比216円高の37,940円と4営業日続伸して取引を終了しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では9月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)の発表が予定されています。

(野村證券投資情報部 神谷 和男)

ご投資にあたっての注意点