(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日米国で発表された経済指標は景気減速を示すものとなり、FRB(米連邦準備理事会)による利下げ期待が高まりました。NYダウとS&P500指数は揃って史上最高値を更新しました。また、本日日本時間の8:50には8月企業向けサービス価格指数が発表されました。指数は前年同月比2.7%上昇し、人件費を価格に転嫁する動きが続いています。

本日の日経平均株価は前日比6円高の37,947円で始まり、値がさの半導体関連株が上昇をけん引しました。その後は27日(金)の自民党総裁選の投開票を控え警戒感が高まり、引けにかけては下げに転じ、大引けは前日比70円安の37,870円となりました。24日(火)には中国人民銀行(中央銀行)が景気刺激策を発表しています。中国の景気不安が後退したことで、個別企業では中国関連株とされるダイキン工業が前日比+3.34%、ファナックが同+4.53%、資生堂が同+3.11%で引けています。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では、マイクロン・テクノロジーの決算発表があります。また、26日(木)にはウィリアムズNY連銀総裁やバーFRB副議長など複数のFRB高官の講演が予定されています。9月会合での利下げ幅が0.5%ポイントとなった背景など、今後の利下げペースなどを予想する上での手がかりを巡り、市場の関心を集めることが予想されます。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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