(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は前日比515円安の38,136円で取引を開始しました。前日、イスラエル軍はイランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表しました。中東情勢の緊迫化が投資家のリスク回避姿勢を強めました。また前日の米国株式市場では、アップルについて一部のアナリストが最新スマートフォンの需要が弱い可能性に言及したことが悪材料視され大幅下落となりました。アップルの下落が他のハイテク株にも波及し、ナスダック総合は前日比-1.53%となりました。東京株式市場でもTDKや村田製作所などのアップル関連株や半導体関連株の下落が目立ちました。その後の日経平均株価は38,000円を挟んで一進一退となりましたが、午後に入るとリスク回避姿勢が強まり下げ幅を広げ、前日比843円安の37,808円と反落して本日の取引を終えました。
個別銘柄では、東京エレクトロンが前日比-3.68%、アドバンテストは同-4.84%と値がさハイテク株の下落が目立ちました。一方で東証33業種別では原油価格上昇を受け、鉱業は同+4.28%と逆行高となり上昇率のトップとなりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日、米国では9月のADP全米雇用レポートが発表されます。他にもクリーブランド連銀ハマック総裁やセントルイス連銀ムサレム総裁、ボウマンFRB理事らFRB高官の講演が予定されています。
(野村證券投資情報部 神谷 和男)