(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株式市場では、5日に行われた米大統領選で勝利したトランプ氏による規制緩和への期待が継続し、ハイテク株を中心に上昇しました。また、一昨日から開かれていたFOMCでの利下げ決定を織り込んだ米国金利の低下も追い風となり、S&P500指数とNASDAQ総合指数は史上最高値を更新しました。米国株高を受けて、本日の日経平均株価は前日比402円高の39783円で取引を始めました。しかし、米国金利の低下を受けて、ニューヨーク為替市場で円高米ドル安が進み、東京為替市場でもこの流れが続いたことから、日経平均株価は徐々に上げ幅を縮小し、一時は下落に転じる場面もありました。前日終値から上昇は確保したものの、朝方の勢いを失った日経平均株価は、前日比118円高の39,500円で本日の取引を終えました。個別銘柄では、円高進行を受けてトヨタ自動車が前日比-3.60%となったほか、前日引け後に決算を発表し、通期業績予想を下方修正した太陽誘電が前日比-15.96%と下落が目立ちました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で11月ミシガン大学消費者マインド指数の速報値が発表されます。米国の消費動向を見る上で注目されます。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

ご投資にあたっての注意点