(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日寄り前に公表された10月の日銀金融政策決定会合議事要旨で、金利引き上げの判断は慎重に行う必要があるとの意見がみられました。追加利上げに慎重な姿勢が示されたことによるとみられる円安米ドル高進行を受けて、本日の日経平均株価は前日比48円高の39,210円で寄り付いた後、上げ幅を一時同84円高まで拡げました。しかし、クリスマス休暇で市場参加者が減少する中、円高米ドル安が進むのに伴って、日経平均株価は徐々に上げ幅を縮小し、下落に転じました。39,000円前後では底堅く推移したものの、薄商いの中、上昇に転じるだけの勢いはなく、大引けは前日比124円安の39,036円となりました。東証プライム市場の売買代金は3兆943億円と、今年最低の水準に留まりました。個別銘柄では、前日引け後に上限1兆1,000億円の大規模な自社株買いを発表した本田技研工業が前日比+12.22%となり、1銘柄で日経平均を約30円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で11月の新築住宅販売件数が発表されます。米国の住宅市場に回復がみられるか注目されます。尚、本日、米国株式市場はクリスマス・イブのため、13時までの短縮取引となります。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

ご投資にあたっての注意点