(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は前日比146円高の38,977円で取引を開始しました。前日の米国株式主要3指数は、長期金利の低下に押し上げられ揃って続伸となりました。また、米国市場での半導体株の上昇を受け、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連株が上昇し、日経平均株価は一時前日比358円高の39,190円まで上昇しました。その後、田村日銀審議員から追加利上げについて前向きな発言が伝わると、日銀の早期追加利上げが意識され1米ドル=151円台まで円高が急速に進行しました。円高が重石となり日経平均株価は勢いを失い、39,000円前後で一進一退を続けました。引けにかけては、アジア株の上昇が支えとなり、日経平均株価はやや上げ幅を広げ、前日比235円高の39,066円と3日続伸して取引を終えました。東証33業種別では27業種が上昇しましたが、円高による採算悪化が嫌気され、輸送用機器は前日比-1.44%と値下がり率のトップとなりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日米国ではアマゾン・ドットコム、ハネウェル・インターナショナル、イーライリリーの決算発表が予定されています。
(野村證券投資情報部 神谷 和男)