(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

25日の米国株式市場で、主要3指数は小幅に続伸しました。前日から引き続き、トランプ政権による関税政策緩和への期待が相場を支えた一方、関税政策への不透明感が続き、経済指標の下振れもあり、前日の終値を挟んで上下する展開となりました。

相場の注目点

25日に発表された3月消費者信頼感は92.9と市場予想を小幅に下回り、2021年1月以来の水準まで落ち込みました。また、6ヶ月後の見通しを示す期待指数は2013年3月以来の低水準に落ち込み、1年先のインフレ期待も約2年振りの高水準まで上昇するなど、関税政策への警戒が消費者心理に反映された模様です。その他、3月リッチモンド連銀製造業景況感は-4と市場予想の1を下回ったことに加え、3月フィラデルフィア連銀非製造業景況感指数も-32.5と2020年5月以来の水準に落ち込んでいます。足元の景況感指標は市場予想を下回るものが多く、年後半に向けてFRBの利下げ期待を強めるか注目です。ただし、インフレの再加速が懸念されれば、FRBは利下げの実施を見送るとみられます。米国のインフレ指標としては、週内(27日)に発表される2月のPCEコアデフレーターが注目されます。

本日のイベント

本日、植田日銀総裁は衆院財務金融委員会に出席し、午前9時から金融政策運営について説明するとみられます。次回利上げのタイミングを占う上で注目されます。また、小枝日銀審議委員が本日就任します。前任の安達氏と比較して、中立ないしはタカ派的とみられており、一段の政策正常化に向けて前向きな姿勢が見られるか注目されます。

(野村證券 投資情報部 大坂 隼矢)

(注)データは日本時間2025年3月26日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

ご投資にあたっての注意点