
(注)画像はイメージです。
本日の動き
3月31日の米国市場では、前日の大幅下落を受けた自律反発に加え、3月のシカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回ったことによる安心感から、NYダウとS&P500指数が上昇しました。4月1日の日本市場で寄り前に発表された日銀短観(3月調査)では、大企業・製造業の業況判断DIは+12%ポイントと、4四半期ぶりに前回調査(+14%ポイント)から低下しました。また、トランプ政権による追加関税が発動された鉄鋼の業況判断DIは前回から大幅に悪化したほか、全産業・全規模合計の3ヶ月先見通しは悪化するとの予測が示されました。日経平均株価は、米国株高の流れを引き継いで、寄り付き後に一時上げ幅を前日比434円まで広げたものの、4月2日に発表が予定される相互関税への警戒感は根強く、その後は徐々に上げ幅を失う展開となり、前日比6円高の35,624円で取引を終えました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日、米国で3月のISM製造業景気指数が発表されます。関税政策による不透明感の高まりが結果に反映され、株式市場の反応が大きくなる可能性があることから、注意が必要です。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)