(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

前週末25日の米国市場では、トランプ大統領が日本や中国との関税交渉について交渉進展を示唆させるコメントをした事が、米国株主要3指数の追い風となりました。米国10年国債利回りは前日比-0.08%ポイントの4.24%と利回りは低下(債券価格は上昇)し、落ち着いた相場環境下で関税交渉の進展が期待され、主要3指数は揃って4営業日続伸となりました。

相場の注目点

引き続きトランプ政権による関税政策の動向が注目されます。また、日米ともに決算発表が相次いでおり、足元の業績や企業が発信する今後の見通しにも高い関心が寄せられています。日本企業では決算に合わせて自社株買い枠の設定を発表する動きも見られており、資本効率を高めようとする動きも活発です。

本日のイベント

カナダでは総選挙が行われます。トランプ米政権との関係が冷え込む中、金融の専門家で国際派のマーク・カーニー首相率いる与党・自由党を最大野党の保守党が追う展開のようです。29日(火)日本は昭和の日のため祝日ですが、米国では4月消費者信頼感指数や3月雇用動態調査の発表が予定されています。他、カリフォルニアでメタ・プラットフォームズが初の生成AI開発者会議「Meta LlamaCon 2025」を開催します。

(野村證券 投資情報部 神谷和男)

(注)データは日本時間2025年4月28日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

ご投資にあたっての注意点