(注)画像はイメージです。

本日の動き

13日の米国市場では、トランプ米政権が、サウジアラビアによるAI半導体購入拡大を認める合意を準備していると報じられ、半導体大手エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズを中心にハイテク株が上昇しました。この流れを引き継いで、14日の日経平均株価は、値がさの半導体関連株がけん引しました。ただ、米中が関税の引き下げで合意し、実体経済の腰折れ懸念が後退、日銀の利上げ観測が再浮上し、東京為替市場で円高米ドル安が進行したことから、日経平均株価は寄り付き後間もなく下落に転じ、前日終値からの下げ幅は一時300円を超えました。しかし、ソニーグループやSMCなど、取引時間中に決算を発表した銘柄が、前日比下落から一転して上昇したことで、日経平均株価は午後に入って下げ幅を縮小する展開となりました。8日から続く連騰記録は4営業日で途絶えたものの、下げ幅を前日比55円まで縮小し、38,128円で本日の取引を終えました。また、4月22日から続いていた、TOPIXの連騰記録は13連騰で打ち止めとなりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国で14日、ウォラーFRB理事とジェファーソンFRB副議長が、それぞれ講演を行います。13日発表の米国CPIの結果を受けて、米国景気や今後の金融政策について、どのような見方が示されるか、注目されます。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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