
(注)画像はイメージです。
本日の動き
27日の米国株は、米国と主要国との間での通商合意の進展期待が広がり、ハイテク株を中心に上昇しました。また30日寄り付き前には日本の5月鉱工業生産指数が公表され、生産指数は前月比+0.5%と、2ヶ月ぶりの上昇となりました。これらを受け本日の日経平均株価は、前営業日比400円高の40,550円で始まり、値がさの半導体関連株が上昇し一時701円高と、取引時間中では2024年7月以来の水準を回復しました。一方、29日にトランプ大統領が、日米の自動車貿易に改めて不満を表明したことを受け、自動車関連の株は軟調な推移となりました。後場には、日米金利差縮小の思惑が広がったことで外国為替市場では一時143.80円台前半と円高へ進行し株価の重石となりました。引けにかけ上げ幅は縮小したものの、大引けは前営業日336円高の40,487円と、5営業日続伸で取引を終えました。個別株ではソフトバンクグループが前日比+4.31%となり、1銘柄で日経平均株価を86円押し上げました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
1日は日本の日銀短観(6月調査)が発表されます。景気動向を予想する上で最重要な指標であり、企業の設備投資に対する積極姿勢に変化がないかが注目されます。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)