(注)画像はイメージです。

本日の動き

27日の日経平均株価は、米半導体大手エヌビディアの決算発表を控える中、期待感から半導体関連株の値動きが注目されました。日経平均株価は26日の米国株上昇の流れを引き継ぎ反発して始まりました。その後、前日比でマイナス圏に転じる場面もありましたが、円安を追い風に再びプラス圏へと転じ、半導体関連株の上昇幅が拡大するにつれて日経平均株価も上げ幅を拡大させました。上昇一巡後は、27日に発表されるエヌビディアの決算内容を見極めたいとの思惑から伸び悩む場面もありましたが、先端半導体の需要拡大期待から生成AI関連株が日経平均株価の上昇に寄与し、大引けは前日比125円高の42,520円となりました。個別銘柄では、アドバンテストが前日比4.49%高となり、1社で日経平均株価を132円押し上げました。また、ニコンがストップ高引けとなりました。仏眼鏡大手企業が同社株の保有比率を引き上げることを打診しているとの報道が好感され、東証プライムの値上がり率トップとなりました。​

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

27日、米国株式市場引け後に、エヌビディアの2025年5-7月期の決算が発表されます。足元の業績見通しや経営陣のコメントを通し、関税や規制が業績に与える影響や、AI及び半導体の業界動向を見通す上で注目が集まります。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

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