(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は、寄り付きから大きく上昇し、引け値ベースの史上最高値である43,714円を一時上回りました。7日の記者会見にて石破首相が辞任の意向を示しました。今後実施される自民党総裁選において、積極財政を志向する候補者の出馬が市場では意識されました。日経平均株価は、一時43,838円まで上昇した後、やや調整する局面もありましたが、概ね堅調な値動きとなり前営業日比+625円の43,643円で取引を終えました。業種別では、すべての業種が上昇し、その他製品セクターが上昇率トップとなりました。また、総裁選が実施されるまで日銀が利上げに慎重な姿勢を示すとの見方から、市場では利上げへの期待が後退し、不動産セクターが前営業日比+2.61%と上昇した一方、銀行セクターは同+0.48%と相対的に軟調でした。個別では、5日の米国市場で半導体関連株が上昇した流れを受け、アドバンテストが前営業日比+4.37%と堅調に推移し、日経平均株価を135円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国にて7月消費者信用残高が発表される予定です。今後は、日米の金融政策に加え、自民党総裁選の動向に注視していく展開になるとみられます。

(野村證券投資情報部 笠原 光)

ご投資にあたっての注意点