
(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は、日銀が保有するETF・J-REITの売却方針を示したことで需給悪化への懸念が広がり、軟調な展開となりました。寄り付きは、18日の米国株式市場で半導体関連株が上昇した流れを受け、半導体関連株を中心に上昇しました。その後は短期的な過熱感が意識され、方向感に欠ける動きとなりました。後場に入り、日銀政策決定会合で政策金利は据え置きとなった一方、簿価で37兆円程度のETF等を売却する方針が伝わると、需給バランスの悪化が意識され日経平均株価は下げに転じ、一時は前日比807円安の44,495円まで大幅に下落しました。ただ、簿価で約3,300億円規模のペースで時期を分散して売却するとの方針が伝わると安心感が広がり、引けにかけて下げ幅を縮小しました。終値は前日比257円安の45,045円となりました。個別では、エヌビディアのインテルへの出資報道を受け、インテルを主要顧客の1つとするレーザーテックが業績向上を期待され、株価は前日比12.48%上昇しました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日米国時間午前9時に、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の電話会談が行われる予定です。両首脳の会談は6月以来となり、関税交渉の進展や関税休止期限のさらなる延長の可能性があるか注目です。
(野村證券投資情報部 笠原 光)