
(注)画像はイメージです。
本日の動き
31日の日経平均株価は、AI、半導体関連銘柄に加え、前日に好決算を発表した銘柄の上昇が寄与し、大幅高となりました。30日の米国株市場引け後、アマゾン・ドットコムが決算発表でAI関連事業の好調ぶりを明らかにしたことを受けて、31日の日本株市場でアドバンテストやソフトバンクグループが上昇しました。また、前日引け後に好決算を発表したコナミグループや日本たばこ産業、日立製作所などが急騰し、日経平均株価は寄り付きから上げ幅を拡大させました。片山財務相が10時過ぎ、足元の円安進行をけん制する発言をしたことで、米ドル円はやや円高方向に進み、日経平均株価は上げ幅を縮小させる場面もありました。しかし、円高一巡後は再び上げ幅を広げ、結局引けにかけて堅調に推移した日経平均株価は前日比1,085円高の52,411円の高値引けとなり、3営業日連続で史上最高値を更新しました。なお、寄り前に発表された10月東京都区部消費者物価指数は、エネルギーを除くコア指数が前年同月比+2.8%と市場予想(同+2.6%)を上回り、物価の伸びが加速しましたが、株式市場への影響は限定的でした。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
31日、米国では10月シカゴ購買部協会PMIが発表されます。政府閉鎖により重要な経済指標の発表延期が続く中、FRBの金融政策の方向性を考える上で注目が集まります。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)
 
                 
                