(注)画像はイメージです。

本日の動き

11日の日経平均株価は、米国での政府閉鎖解除期待や好決算を発表するなどした一部の銘柄の上昇などが寄り後しばらく相場をけん引したものの、その後上げ幅を縮め後場に入ると下落に転じる値動きとなりました。米国では、米連邦議会上院が9日につなぎ予算を採決するための動議を可決し、近く上院で予算案が可決される見通しとなりました。これに対しトランプ米大統領が支持を表明し、米下院も週内に採決すると伝わったことから日経平均株価は上昇して始まり、前日比601円高まで上げ幅を拡大させました。11日引け後に2025年4-9月期決算が発表されるソフトバンクグループが、好決算への期待から上昇したほか、11日正午にはソニーグループが決算を発表し、2026年3月期の連結営業利益を上方修正したことなどが好感され、相場をけん引しました。しかし、高値警戒感からAI・半導体関連株の上昇幅が縮まり、アドバンテストなどの値がさ株が下落しはじめたことから日経平均株価も上げ幅を縮小させ、日経平均株価は前日比330円安となる場面もありました。その後下げ幅はやや縮小したものの、日経平均株価は50,842円の前日比68円安となり取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

11日、米国は退役軍人の日のため、外国為替市場と債券市場が休場です。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

ご投資にあたっての注意点