本日の株式市場

 本日の日経平均株価は、前日比140円高の28,703円と続伸で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、市場予想を上回る消費者信頼感指数の発表や、ファイザー製の新型コロナ経口治療薬に米国当局の緊急使用許可が出たことで、景気の先行きに対する懸念が後退し、米国主要3指数は続伸しました。米国株高や原油価格の上昇を受けて、国内株式市場では、資源関連株や輸送用機器、機械などの輸出関連株の上昇が目立ちましたが、前引けまでは28,650円付近の狭いレンジでの推移となりました。午後からの日経平均株価は、薄商いながらもアジア株式市場が堅調に推移したことを受けて、一段高となり、前日比236円高の28,798円で取引を終了しました。

 東証33業種別では、30業種が前日比上昇となりました。個別銘柄では、医薬品のエーザイが米バイオジェンと共同で開発したアルツハイマー病新薬について、厚生労働省は審議を継続すると発表し、新薬の収益への貢献期待が後退したことから寄り付きから下落し、結局-9.05%安となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • (米国)11月個人所得(前月比、%)
      予想:+0.4 (10月:+0.5)
  • (米国)11月個人消費支出(前月比、%)
      予想:+0.6 (10月:+1.3)
  • (米国)11月PCEコアデフレーター(前年比、%)
      予想:+4.5 (10月:+4.1)
  • (米国)11月耐久財受注(コア、前月比、%)
      予想:+0.7 (10月:+0.7%)
  • (米国)11月新築住宅販売件数(年率万件)
      予想:77.0 (10月:+74.5)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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