このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場:時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2022年5月31日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

 本日は第1位のアップル(A0030/AAPL)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

110~140ドル処では、下げ渋りの動きが期待

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 (図1)当社の株価は今年に入り軟調な展開となりました。この先調整が続いた場合は、次の下値メドとして2020年以降の上昇幅に対する50%押し(118.05ドル)の水準が挙げられます。

 また110ドル~140ドル処は、2020年後半~21年にかけて保ち合い相場を形成しており、このあたりでは下げ渋りの動きが期待されます。

52週線や26週線を奪回できるか注目

 (図2)仮に調整一巡後、戻しを試す展開となった場合には、まず2020年以降の上昇局面で下支えとなった52週線(6月3日:155.63ドル)や26週線(同:164.55ドル)を奪回できるかが最初の注目点として挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年6月3日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

ご投資にあたっての注意点