このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年8月25日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第3位のソフトバンク(9434)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

26週線が52週線を上抜く可能性

当社は、「SoftBank」「Y!mobile」などを展開する国内大手の情報通信企業です。

(図1)当社の株価は昨年9月以降上値の重い動きとなりました。ただ足元で上向きの26週移動平均線(8月26日:1,498円)が52週線(同:1,502円)に接近しており、この先上抜く動きとなるか注目されます。

株価は今年7月に、昨秋以降の下降トレンドラインを一時上抜けました。この先、1,500円前後の水準で収れんしている主要移動平均線を下支えに、明確に下降トレンドラインを突破となれば、21年9月高値に向けた戻しの動きが期待されます。

調整継続の場合は1,400円処等が下値メド

(図2)一方、仮に再び押しを入れる展開となり、主要移動平均線を下抜けた場合は、今年3月安値(1,410.5円)や2020年9月安値~昨年9月高値の上昇幅に対する50%押し(1,389円)の水準がある1,400円前後の水準が次の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年8月26日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

・9/1配信:【トヨタ:チャート分析】主要移動平均線の収れん進む(ウォッチリスト登録銘柄TOP7)

ご投資にあたっての注意点