本日の相場動向

 4月1日の米国株式市場で、NYダウは前日比+171.66ドル(+0.52%)の33,153.21ドルと反発しました。S&P500指数は前日比同+1.18%、ナスダックは同+1.76%と主要3指数揃って上昇しました。S&P500指数は続伸で大台の4000を上回り、最高値を更新しました。米国の3月ISM製造業景況指数が市場予想を上回る上昇となったことから経済の正常化期待が高まり、株価は上げ幅を拡大しました。また米国長期金利が低下したことも、株式市場の安定感につながりました。

 日経平均先物CME終値は29,675円となりました。日経平均株価の前営業日終値(29,388円)を上回る水準です。足もとのドル円相場は1ドル=110円60銭前後と、前営業日の15:00時点の110円70銭台からわずかに円高です。

 昨日の東京市場では、東京エレクトロンとアドバンテストが5連騰となるなど半導体関連株の上昇が目立っています。マイクロン・テクノロジーが3月31日の米国市場引け後に好決算を発表したことや、TSMCの巨額の設備投資が好感されたこと、バイデン政権による3000億ドル規模の半導体生産支援計画などが株価の追い風となりました。4月1日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数は続伸となっており、引き続き日本の半導体関連株の動向が注目されます。

 米国では3月雇用統計が発表されます。2月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月差+37.9万人となり、市場予想を上回る改善を示しました。3月の非農業部門の雇用者数は市場予想が同+66.0万人と大きな伸びが予想されています。雇用統計の内容次第では米国金利やドル円相場に影響を与える可能性があり注目が集まります。

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