本日の株式市場

 日経平均株価の寄り付きは前日比372円高の28,880円と反発して始まりました。米国株式市場が堅調であったことや、セクターでは欧州時間にオランダの半導体大手メーカーであるASMLホールディングスが好決算を発表したことを背景に、海外市場における半導体関連株の強さがけん引役となりました。

 寄付き後は徐々に上げ幅を拡大し、上げ幅は600円を超える場面もありました。前場の日経平均株価は、前日比591円高の29,099円で取引を終えました。後場に入っても、この日の高値圏でほぼ横ばいに推移しました。引け間際に上げ幅を拡大し、前日比679円高の29,188円とこの日のほぼ高値で取引を終えました。

 業種別では、海運業や鉄鋼といった景気敏感株の上昇が目立ちました。個別では、東京エレクトロンの株価が前日比+4.57%となり、日経平均株価を約78円押し上げました。また、楽天が同6.35%と大幅に上昇しました。一部で「iPhoneの取り扱いを開始する」と報じられたことが材料視されました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • ECB金融政策理事会・結果発表(主要政策金利、%)
     前回:0.0  予想:0.0
  • ユーロ圏 4月消費者信頼感指数
     前回:-1.08  予想:-11.0
  • 米国 3月中古住宅販売件数(年率、万件)
     前回:622  予想:611

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点