本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比221円高の27,232円で取引を開始しました。前日の米国で、金融システム不安への過度な懸念が後退し、米国主要3指数が上昇したことが好感されました。もっとも、金融システムへの懸念は強く、寄付き後は上げ幅を縮小し、一時前日比61円高となる場面もありました。下げ一巡後は半導体関連株を中心に、徐々に上げ幅を拡大していく展開となりました。後場に入ると日経平均株価は前日比300円高近辺で横ばいとなり、前日比323円高の27,333円と、この日の高値圏で取引を終えました。

個別では東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株やファーストリテイリングといった値嵩株の上昇が目立ち、3銘柄で日経平均株価を約100円押し上げました。一方で、大成建設が前日比-8.12%と大幅に下落しました。建設中の複合ビルについて、施工不良により建て直すと発表したことが嫌気されました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】

  • 2月鉱工業生産(前月比:%)
     前月:0.0 予想:0.2
  • 3月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
     前月:67.0 予想:67.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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