本日の株式市場

本日の日経平均株価は前週末比80円安の27,253円で取引を開始しました。前週末の米国株式市場で、米地域銀行の経営に対する不安が、銀行の融資抑制につながり、景気悪化を加速させるとの懸念から、主要3指数が揃って反落したことが嫌気されました。一方で、日本時間早朝に、経営不振に陥っていたクレディ・スイス・グループについて、スイス金融大手のUBSが買収で合意したと報じられ、世界的な金融システムへの不安が後退しました。これらを背景に、寄付き後は前週末終値付近でもみ合いとなったものの、金融不安は強く、徐々に下落幅を拡大する展開となりました。午後に入っても、新たな材料に乏しいことに加え、祝日を控えていることから軟調に推移しました。結局、日経平均株価は、前週末比388円安の26,945円と反落し、この日の安値で取引を終えました。

個別ではファーストリテイリングといった値嵩株の一角や、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株が下落し、3銘柄で日経平均株価を約121円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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