本日の株式市場

本日の日経平均株価は前営業日比352円高の27,298円で取引を開始しました。UBSグループがクレディ・スイスグループを買収するとの報道や、米国や欧州、日本など主要6ヶ国の中央銀行が、米ドルの流動性供給策の強化を表明したことなどが、市場の安心感につながり、前日の米国株式市場で主要3指数が揃って上昇した流れを引き継ぎました。寄り付き後は上げ幅を前営業日比500円高超に拡大させ、取引時間中としては6営業日ぶりに27,500円台を回復しました。しかし、日本時間の23日早朝にFOMC結果発表(3:00)とパウエルFRB議長の記者会見(3:30~)を控え様子見姿勢が強まる中で後場は小動きとなり、前営業日比520円高の27,466円で取引を終了しました。

東証プライム市場の値上がり銘柄数は1,704銘柄と9割を超えました。東証33業種別指数では、空運業を除く32業種が上昇し、金融システムに対する懸念がやや和らいただことが好感され、証券商品先物業などの金融関連業種が上昇率上位となったほか、鉱業や海運業などの景気敏感業種の上昇が目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】

  • FOMC結果、FRB経済見通し発表(23日3:00)
  • パウエルFRB議長記者会見(23日3:30)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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