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昨日 16:29

【野村の夕解説】日経平均株価86円高 日銀総裁発言控え様子見姿勢(11/28)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、終日方向感に欠ける動きとなりました。 27日の米国株式市場は休場でした。寄り付き前に発表された11月東京都区部消費者物価指数のコアCPIが前年比+2.8%と、市場予想の同+2.7%を上回ったため、日銀が12月会合で利上げを行う期待が市場に広がり、10年国債利回りを含めた長期金利が上昇しました。しかし、27日の国債市場特別参加者会合などで大規模な国債発行を伴う補正予算を組む政府の意向がみられ、中長期的な財政リスクの不安が米ドル円相場の重石となり、為替の変動は限定的でした。来週の12月1日には植田日銀総裁の挨拶が予定されており、12月の利上げ動向の発言を見極めたいとの様子見姿勢がみられ、米国株式市場休場の材料不足も重なって、日経平均株価は寄り付きから方向感に欠ける動きとなりました。結果的に、日経平均株価は前日比86円高の50,253円で引けました。東証プライムの売買高は18.97億株、売買代金は46,995億円となり、今月に入ってから最も少ない取引量となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日の米国株式市場は短縮取引です。また、ブラックフライデーが始まり年末商戦が本格的にスタートします。29日にはFRB高官・関係者が金融政策に関する公式発言を自粛するブラックアウト期間に入ります。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点

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