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16:17

【野村の夕解説】日経平均株価1620円安 リスク回避の動きが広がる(11/18)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 18日の日経平均株価は、米利下げ観測の後退を背景にAI関連株が下落に寄与し、10月24日以来の49,000円割れとなる大幅安の展開となりました。FRB高官が利下げに慎重な見通しを示したことに加えて、日本時間20日の早朝に発表される米エヌビディア決算への警戒感も重荷となり、半導体関連株やハイテク関連株、電線株などのAI関連株が軒並み大幅に下落しました。後場にかけてさらにリスク回避の動きが広がり、日経平均株価は一時、前日比1662円安の48,661円へ下落し、台湾や韓国などのアジア市場もテック株を中心にほぼ全面安の展開となりました。東証33業種分類では33業種すべてが下落し、中でも非鉄金属が下落率トップとなり前日比-8.46%の大幅安となりました。個別銘柄では、ソフトバンクグループが前日比-7.47%、東京エレクトロンが同-5.46%、アドバンテストが同-3.7%となり、3銘柄で日経平均株価を685円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 18日、米国ではADPの週次民間雇用者数が発表されるほか、FRBのウォラー理事やバー理事が講演を予定しています。12月FOMCおよび、来年に向けた米利下げペースを占う上で、雇用に関する指標の結果や要人発言に市場の注目が集まります。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点