デイリーピックス
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2023/12/21 08:23
【モーニングFINTOS!】NYダウ、10営業日ぶりに反落(12/21)
海外市場の振り返り 20日の米国株式市場では、主要3指数が揃って下落しました。NYダウは10営業ぶりの反落となりました。良好な経済指標やFRB高官のややハト派的な発言を受け、午前は堅調な推移となっていました。しかし、引けにかけては高値警戒感からVIX指数が急速に上昇、主要指数も下落に転じました。 相場の注目点 日銀の金融政策決定会合を終え、再び市場の注目点は米国金利に移るなか、本日は米国の新規失業保険申請件数が発表されます。市場の見方に対して申請件数が多く、米国雇用情勢が悪化しているとの見方が広がれば、米国金利低下の要因となりそうです。反対に、申請件数が少なく、雇用情勢が底堅いと示唆されれば、米金利は上昇、為替市場では円安ドル高が予想されます。 本日のイベント 米国市場引け後にはナイキが決算を発表します。米国景気にとって重要な消費動向を占う上で注目されます。また、本日はインドネシアやトルコで金融政策会合の結果が発表されます。市場では、インドネシアは政策金利(6.00%)を据え置き、トルコは1週間レポレート2.5%ポイントの利上げが予想されています。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2023年12月21日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【野村の投資判断】2023年度「配当取りシーズン」の高配当戦略 【野村の投資判断】「1月マイナス付利撤廃」をメインシナリオとして維持 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/19 15:59
【イブニングFINTOS!】日銀金融緩和維持で日経平均株価反発、460円高(12/19)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は、前日比15円高の32,774円で取引を開始しました。寄付き後、日銀の金融政策変更への警戒感から下落に転じ、一時同104円安まで下げ幅を広げました。米国鉄鋼大手USスチールを買収すると発表した日本製鉄は、買収の成否や費用負担が懸念され一時前日比-6.14%となりました。一方で日経平均株価の下値は堅く、下げ幅を縮め再度上昇に転じると、前日終値を挟んで一進一退を続けました。後場寄り前に日銀会合が終了し、現行の金融緩和策は据え置かれた事が伝わると、市場では金融政策変更への過度な警戒は後退して円安株高となりました。日経平均株価は急伸し、33,000円を上回り高値圏での推移を続けました。引けにかけては上げ幅を広げ、前日比460円高の33,219円と、本日の高値で反発して取引を終えました。 日経平均株価の主力銘柄では、ファーストリテイリングは前日比+2.18%、東京エレクトロン同+3.67%、アドバンテスト同+4.09%となり、3銘柄で日経平均株価を218円超押し上げました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・11月住宅着工・建設許可件数(年率、万件) (着工) 前月:137.2 予想:136.0 (許可) 前月:149.8 予想:146.5 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/19 08:26
【モーニングFINTOS!】米長期金利上昇が米国株の重石に(12/19)
海外市場の振り返り 18日の米国株式市場で、主要3指数は上値の重い展開となりました。シカゴ連銀のグールズビー総裁が、市場が利下げに関して先走っている事に困惑していると発言するなど、市場の早期利下げ観測をけん制しました。これを受け、米10年債利回りが上昇し、株式市場の重石となりました。NYダウは、前週末終値を下回る場面がありましたが、今後の相場一段高を見込む市場参加者も多かったとみられ、小幅上昇して取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。 相場の注目点 本日は、日銀金融政策決定会合の結果が発表されます。市場では、金融政策の据え置きが予想の大勢を占めています。ただし、足元の日銀政策委員の発言から、2024年1月会合での修正期待は維持されています。このため、政策変更に向けた地均しとして、追加緩和を示唆した現行フォワードガイダンスの撤廃や植田総裁記者会見での物価と賃金の好循環についての見方の好転、といった変化がみられるか注目されます。 本日のイベント 米国では、アトランタ連銀のボスティック総裁の講演が予定されています。今後のFRBの金融政策の動向を見極める上で、引き続き、FRB幹部の発言や物価統計に注目が集まります。 (投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2023年12月19日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【今週の米国株】マイクロン&ナイキ決算で見通す24年、クリスマス休暇前最後の点検(12/18) 【野村の投資判断】日銀12月会合、事前予想と株式市場の反応 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/18 16:26
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、反落 金融政策転換への警戒感が重石(12/18)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前週末比201円安の32,769円で取引を開始しました。寄付き後は、日銀の金融政策決定会合の結果発表を明日に控え、金融政策転換への警戒感から徐々に下げ幅を拡大しました。売り一巡後は32,500円台でもみ合いとなり、下げ幅は一時前週末比429円安となる場面もありました。後場に入ると、米株価指数先物が堅調に推移していることから、日経平均株価は徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。結局、この日の日経平均株価は前週末比211円安の32,758円と、ほぼ寄値まで回復して取引を終えました。 業種別では、海運業が前週末比+5.61%と大きく上昇しました。紅海に通じるイエメン沖で、イスラエルと敵対する勢力が、船舶への攻撃を活発化しており、欧州の海運大手が周辺海域での運行を見合わせていることから、海運運賃上昇の思惑が広がりました。 個別では、ファーストリテイリングやアドバンテスト、リクルートホールディングスなどが下落し、3銘柄で日経平均株価を84円超押し下げました。 本日発表予定の海外経済指標等 【ドイツ】・12月Ifo企業景況感指数 前月:87.3 予想:87.8 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/18 08:30
【モーニングFINTOS!】NYダウ連日の史上最高値更新(12/18)
海外市場の振り返り 15日の米国株式市場で、NYダウは連日の史上最高値更新となりました。S&P500指数は前日比ほぼ変わらず、ナスダック総合指数は同+0.35%となりました。S&P500の連騰は6でストップしましたが、週間ベースでは7週連続で上昇し、2017年11月にかけての8週連続以来の長期連騰となりました。この日はFRB高官による利下げ期待へのけん制を受け、上値の重い展開となりました。ただし、米金利は上昇に至らず、大手テクノロジー株を中心に底堅い動きとなりました。 相場の注目点 今週は、日本で18日(月)~19日(火)に日銀の金融政策決定会合が開催されます。市場では金融政策の据え置き予想が大勢を占めています。次回24年1月会合での政策修正期待が高まっていることから、フォワードガイダンス(政策運営の指針)修正の有無や植田総裁の発言が注目されます。米国では、住宅関連統計に加えて、20日(水)に12月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)、22日(金)に12月ミシガン大学消費者マインド(確報値)、11月個人消費支出・所得統計と、いずれも今後の消費、インフレ動向を予想するうえで注目度の高い指標が発表されます。これらの指標が消費減速やインフレ鈍化を示唆し、市場の利下げ観測を促す結果となれば、長期金利の低下、株高につながる可能性があります。 (投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2023年12月18日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【最新ランキング】日本株、今週の値上がり/値下がり銘柄は? (12月第3週) 【今週のチャート分析】日経平均は12月に入り不安定な動き、75日線が下支えなるか(12/15) ご投資にあたっての注意点
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2023/12/15 16:19
【イブニングFINTOS!】日経平均株価は284円高 反発するも日中の上値は重く推移(12/15)
本日の株式市場 前日の米国株式市場では、堅調な経済統計や、FOMCの結果を受けた利下げ期待を背景に主要3指数が揃って上昇したほか、半導体関連のSOX指数の上昇も目立ちました。米株高を受け、本日の日経平均株価は、前日比74円高の32,760円で取引を開始すると、その後も上昇幅を広げ、午前の取引時間中にはこの日の高値となる33,122円を付けました。セクター別では、米半導体関連の上昇が好感され、信越化学工業やアドバンテスト、東京エレクトロンなど国内半導体関連が上昇し、日経平均株価を押し上げました。 ただ、11時に発表された複数の中国主要経済統計は、強弱入り混じる結果で、中国景気への懸念を払しょくするほどには至らず、上値を抑える展開となりました。また、ドル円が一時、1米ドル=141円台半ばまで円高ドル安になったことも上昇幅を縮小させる要因となりました。午後の取引時間中には一時32,877円を付けたものの、引けにかけて再度高くなり、前日比284円の32,970円で本日の取引を終了しました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】12月 NY 連銀製造業景気指数 前月:9.1 予想: 3.811月鉱工業生産 前月比 前月: 0.6% 予想: :+0.212月 S&P グローバル PMI (製造業) 前月: 49.4 予想: 49.3 (サービス業) 前月: 50.8 予想: 50.7【ドイツ】12月 HCOB ドイツ PMI (製造業) 前月: 42.6 予想: 43.2【ユーロ圏 】12月 HCOB ユーロ圏 PMI (製造業) 前月: 44.2 予想: 44.6 (サービス業) 前月: 48.7 予想: 49.0 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/15 08:47
【モーニングFINTOS!】NYダウは史上最高値を連日更新(12/15)
海外市場の振り返り 昨日公表された英中銀(BOE)、欧州中央銀行(ECB)の会合結果はいずれも政策金利据え置き、ベイリー英中銀総裁、ラガルドECB総裁は前のめりに利下げ期待を強める市場を牽制する姿勢を維持しました。想定内ではあったものの、市場では英欧の景況感悪化を受けて米国以上の早期利下げを予想する動きもでていただけに、ユーロ、ポンドは対米ドルで大きく上昇しました。米国株式市場では前日のFOMCを受けた流れが継続し、主要3指数が揃って続伸、NYダウは前日に引き続き史上最高値を更新しました。米国の11月小売売上高や前週分の新規失業保険申請件数などは軒並み強い結果となりましたが、FRBの早期利下げ期待や米経済のソフトランディング期待が投資家心理の改善に寄与しました。米国の10年債利回りは2023年8月以来の4%割れに低下し、為替市場ではドルが全面安となりました。ただドル円相場は、日銀がマイナス金利解除に傾斜しつつあるとの思惑から日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いが根強く軟調地合いとなりました。 相場の注目点 本日は中国の主要指標(11月の小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)や欧米の12月製造業PMIなどの発表が予定されています。また、週明け(18-19日)には日本銀行の金融政策決定会合が開催されます。市場では金融政策の据え置きが予想されています。2024年1月会合での金融政策修正観測が高まっていることから、今回の会合で政策修正に向けたヒントが示されるのか、フォワードガイダンス(政策運営の指針)の有無や植田日銀総裁の発言に注目が集まります。 (投資情報部 引網 喬子) (注)データは日本時間2023年12月15日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【銘柄ランキング】NISA口座で買われた個別銘柄は?トップ20を紹介(2023年11月分) 【銘柄特集】PBRが低位かつ、業績と流動性の不安が少ない銘柄(12/14) ご投資にあたっての注意点
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2023/12/14 16:04
【イブニングFINTOS!】日経平均株価は4営業日ぶりに反落 急激な円高ドル安が重石(12/14)
本日の株式市場 前日の米国株式市場では、FRBが12月FOMCで政策金利を3会合連続で据え置きました。また、FOMCメンバーによる政策金利見通しで2024年末までに3回の利下げを見込んでいることが示され、米主要3指数は上昇しました。 米株高を受け、本日の日経平均株価は、前日比105円高の33,032円で取引を開始し、寄り付き直後にはこの日の高値となる33,120円を付ける場面もありました。ただ、為替市場ではFOMCの結果を受け、円高米ドル安が急激に進行しました。4ヶ月ぶりに1米ドル=142円を割り込んだことが、輸出関連企業への重石となりました。日経平均株価は、下落へと転じた後は、下げ幅を拡大し、昼過ぎにはこの日の安値となる32,515円を付けました。一方、引けにかけては、ハンセン指数などアジア株式市場が上昇して推移したことが下支えとなり、下げ幅をやや縮小すると、前日比240円安の32,686円で本日の取引を終了しました。 東証プライム市場では、値下がり銘柄数が1,221銘柄となり、値上がり銘柄数の404銘柄を大きく上回りました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・11月小売売上高(前月比) 前月:-0.1% 予想:-0.1% (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/14 08:21
【モーニングFINTOS!】NYダウは史上最高値を更新(12/14)
海外市場の振り返り FRB(米連邦準備理事会)は13日、大方の事前予想通り3会合連続で政策金利の据え置きを決定しました。同時に発表された政策金利見通し(中央値)では、1回あたりの政策金利の変更幅を0.25%ポイントとした場合、2024年中に3回、25年中に4回の利下げ見通しが示されました。市場では24年末までに4~5回の利下げを織り込んでいたものの、FRBの政策姿勢が緩和方向へ転換したことを好感、パウエル議長からも早期利下げをけん制する発言は見受けられなかったことから、米国株式市場では主要3指数が続伸し、NYダウは史上最高値を更新しました。米国債市場では利回り曲線全域にわたって金利が低下、為替市場ではドル全面安の展開となりました。ドル円も1ドル=142円台後半とFOMC直前の145円前後の水準から2円以上円高が進行しました。 相場の注目点 本日はECB(欧州中央銀行)の政策理事会、週明けには日本銀行の金融政策決定会合が開催されます。市場ではいずれも金融政策の据え置きが予想されています。ただし、FRBの政策スタンスの転換を受け、ECBに対しても緩和方向へ政策スタンスを転換させるとの期待が高まっていると見られます。一方、日銀に関しては2024年1月会合で金融政策を修正するとの予想も少なくなくありません。岸田首相が13日の会見で早期政策修正に対して牽制を行ったとの報道もあり、今回の会合でフォワードガイダンス(政策の運営指針)や植田日銀総裁の発言を通じて政策修正に向けたヒントが示されるか否かが注目されます。 (投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2023年12月14日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【野村の投資判断】日銀政策の影響大きい「金融株」、野村で最も買われた銘柄は? 【銘柄特集】配当利回りが魅力的かつ、業績と流動性の不安が少ない銘柄(12/13) ご投資にあたっての注意点