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【来週の予定】5月FOMC開催へ、金融政策は据え置きを予想

来週の注目点:米FOMCとISM景気指数、日銀の4月「主な意見」 今週から来週にかけては、世界的に月末月初の重要統計やイベントの発表が予定されています。 米国では4月30日(火)~5月1日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。金融政策は据え置き、会合後の記者会見でパウエルFRB議長は様子見姿勢を示すと予想されます。 米国の経済指標では30日(火)に1-3月期の雇用コスト指数と4月消費者信頼感指数、1日(水)に4月ISM製造業景気指数、3日(金)に4月ISMサービス業景気指数、4月雇用統計と、景気の先行きと金融政策を予想するうえで注目度の高い指標が発表されます。特にISM指数は、4月のPMI指数(速報値)が予想外に低下したことから注目度が高いと思われます。 日本では30日(火)の3月鉱工業生産が注目されます。日本の実質GDPは震災と一部自動車メーカーの出荷停止により、1-3月期はマイナス成長になると予想されます。製造工業生産予測調査などを通じて4-6月期に向けて景気復調への兆しが確認できるかがポイントです。今後の金融政策を予想するうえでは、9日(木)の4月日銀金融政策決定会合における主な意見が有益です。3月会合の政策変更に反対した審議委員の見解に変化が確認できるかが注目点です。 欧州では30日(火)にユーロ圏とドイツの1-3月期実質GDP(速報値)、ユーロ圏の4月消費者物価指数、7日(火)にドイツの3月製造業受注が発表されます。 中国では消費を中心に内需が弱い一方で、外需に持ち直しの兆しが見受けられます。このため、30日(火)、6日(月)に発表される政府版、財新版PMIに加え、9日(木)に発表される4月貿易統計、特に輸出に復調の兆しが見受けられるかが注目されます。 (野村證券投資情報部 尾畑 秀一) (注1)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2024年4月26日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(注2)画像はイメージです。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点

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