デイリーピックス
322件
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08:43
【モーニングFINTOS!】米国株小幅安 テクノロジー株に売り(3/29)
海外市場の振り返り 28日の米国株式市場では、米国主要3指数は揃って小幅安となりました。3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数をはじめ、この日発表された経済指標は概ね市場予想を上回りました。米国経済の底堅さを示唆する結果となったことから、エネルギーや資本財サービス、素材といった景気敏感セクターが堅調であった一方、米国10年債利回りの上昇を受け、コミュニケーションサービスや情報技術など、テクノロジーセクターが軟調でした。 相場の注目点 3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は104.2と市場予想に反して2月から改善しました。調査期間終了は20日であり、シリコンバレーバンク(SVB)破綻の影響は相応に反映されていると見られるため、現時点で金融不安の台頭による米国消費者心理への影響は限定的であることが示唆されました。一方、米国時間28日にはFRBバー副議長(銀行監督担当)及び連邦預金保険公社(FDIC)グルーエンバーグ総裁が上院議会証言に臨み、規制強化の必要性に言及しました。規制の強化は金融機関の貸し出しや投資姿勢を慎重化させ、景気後退の要因となる可能性には注意が必要です。 本日のイベント 本日はFRBバー副議長による下院での議会証言が予定されているほか、2月の米仮契約住宅販売指数や米エネルギー省の週間石油在庫統計などが発表されます。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2023年3月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【業界展望】商社:24.3期は減益も高い利益水準が続こう 【#電子カルテ】AI抽出15銘柄/メドレー、エムスリー、PHCHD… 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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昨日 16:14
【イブニングFINTOS!】日経平均株価小幅に続伸も、様子見ムード強く薄商い(3/28)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は、前日比96円高の27,573円で取引を開始しました。昨夜の米国市場では、金融不安や景気悪化懸念は和らぎ、エネルギーや銀行セクターの上昇が目立ちました。東京株式市場でも、鉱業や銀行株を中心に上昇し、日経平均株価は一時前日比126円高の27,603円まで上げ幅を拡大しました。しかし、新規の材料も見当たらず、その後は上げ幅を失い、前日終値付近で一進一退となりました。米国長期金利低下が好感され、上昇を続けていた米国ハイテク株も前日は下落しており、日本でも半導体関連株やハイテク株の下落が重石となりました。日経平均株価は引けにかけては持ち直し、前日比41円高の27,518円と、小幅に続伸して取引を終えました。 東証33業種別で銀行業は前日比+1.96%と4営業日ぶりに上昇し、上昇率のトップとなりました。先行きの不透明感が強く薄商いとなり、東証プライム市場の売買代金は、2兆3614億円にとどまりました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】3月消費者信頼感指数(コンファレンスボード、総合) 前回:102.9 予想:101.0 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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昨日 08:39
【モーニングFINTOS!】金融システム不安が一旦和らぐ(3/28)
海外市場の振り返り 週明け27日の米国株は、NYダウ・S&P500が小幅高、ナスダックは小幅安でした。米当局が銀行への緊急融資制度の拡充などの支援策を検討していることが報じられ、シリコン・バレー・バンクの全預金と融資残高を引き受けるとFDICが発表したファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが大幅高となり、欧州市場でも先週急落したドイツ銀行も反発したことなどから金融システム不安が一旦和らぎ、金融株は堅調でした。また、イラク北部からの原油の一部輸出停止報道などで原油価格が反発したことから米エネルギー株も上昇しました。一方で、金融システム不安から低下していた金利がやや上昇したことなどで、金利敏感のコミュニケーション・サービス株、テクノロジー株はやや軟調となりました。 相場の注目点 米国の金融システムについて、追加情報により透明性が高まることは市場の懸念を払拭する材料として注目されます。米上院銀行委員会公聴会が本日開催されますが、金融監督担当のバーFRB副議長は証言原稿で、銀行システムは健全で耐久力があり、銀行システムの安全のためあらゆる措置を講じると述べています。29日の下院金融サービス委員会の公聴会と併せて注目されます(両公聴会は米国株取引時間中にウェブで生中継されます)。 本日のイベント 米国では3月コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表されます。金融システム不安については調査期間が限られ影響は限定的ですが、賃金上昇率を上回るインフレの中、同指数は低下傾向が継続することが予想されています。 (投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2023年3月28日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【今週の米国株】2023年はFOMC「利上げ」vs市場予想「利下げ」、軍配はどちらに(3/27) 【#ドローン】AI抽出15銘柄/ACSL、日本セラミック、日本アビオニクス… 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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03/27 16:18
【イブニングFINTOS!】日経平均株価91円高、上げ渋るも後場は高値圏で推移(3/27)
本日の株式市場 前週末の米国市場では、欧州金融不安が高まったものの、イエレン財務長官が金融安定監督会議(FSOC)の臨時招集を発表するなど、米金融当局の機動的な対応措置が支えとなり、主要3指数は小幅に続伸しました。その流れを引き継ぎ、日経平均株価は前週末比97円高の27,482円と反発して取引を開始しました。しかし、寄り付き後は一時、前週末比マイナスに転じるなど上値の重い展開となりました。前週末の米国市場で、フィラデルフィア半導体株指数が下落したことから、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄が軟調となったことや、欧米金融機関に対する懸念のくすぶりが相場の重石となりました。 一方、3月期末を前に配当取りが意識されたことや、NYダウ先物指数など米国株価先物指数が堅調に推移したことなどから下値は堅く、後場は本日の高値圏となる27,500近辺で推移し、前週末比91円高の27,476円と3営業日ぶりに上昇して取引を終えました。 東証プライム市場の売買代金は2兆2,884億円にとどまり、今年2番目の薄商いとなりました。 本日発表予定の海外経済指標等 ドイツ:3月Ifo企業景況感指数(17:00) (総合)前月:91.1 予想:91.0 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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03/27 08:41
【モーニングFINTOS!】地区連銀総裁発言で米国株続伸(3/27)
海外市場の振り返り 24日の米主要3株価指数は揃って続伸しました。ドイツ大手銀行のCDSが急騰し、欧州株が下落する流れの中で反落して取引を開始しましたが、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が「規制当局の「強力かつ迅速」な対応によって銀行セクターを巡るストレスが和らいだ」と述べたことが市場に安心感を与え、反発しました。また、イエレン米財務長官が24日午前に、金融安定監視評議会(FSOC)の緊急会合を開催するため米金融監督当局の責任者らを招集したことも、金融当局の機動的な対応措置として市場を後押ししました。米国の3月S&PグローバルPMI(速報値)は製造業、サービス業とも市場予想を上回りましたが、市場の反応は限定的でした。なお、市場ではFRBは5月に利上げを停止し6月から利下げとの予想が広がる中で、ドルはNY早朝に129円64銭と2月上旬以来の安値まで下落しました。 相場の注目点 FRBが24日公表した週次統計によれば、中小銀行の預金残高は前週から1,190億ドル減少し、5兆4,600億ドルとなりました。これまでの過去最大の2倍強の減少を記録しています。中小銀行は米国の商業銀行のうち最大手25行以外と定義されていますが、最大手銀行の預金残高は670億ドル増加し、10兆7,400億ドルとなっています。26日の講演会でIMFのゲオルギエワ専務理事は「先進国の行動により市場のストレスは緩和したものの、金融安定性に対するリスクが高まっている」と発言しました。米国の金融システム全般には総じて安定性が維持されており、システミックリスクに発展する可能性は低いと思われるものの、市場の懸念が払拭されるには相応の時間がかかります。今週もFRB要人の講演が相次ぎますが、当局の対応に目配せが必要です。 (投資情報部 佐々木 文之) (注)データは日本時間2023年3月27日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【4月の投資戦略】欧米金融不安は一時的でインフレ鎮静化なら株価復調へ 【#水素】AI抽出15銘柄/岩谷産業、エア・ウォーター、三井金属… 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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03/24 16:11
【イブニングFINTOS!】日経平均株価34円安、小幅に続落(3/24)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は、前日比50円安の27,368円で取引を開始しました。昨夜の米国市場でのハイテク株上昇の流れを受け、半導体関連株は上昇する一方で、金融機関への不安は引き続きくすぶり、保険や銀行株の下落が目立ちました。さらに1ドル=130円台と円高・ドル安傾向が続いており、輸出採算の悪化懸念から輸出関連株も下落し、株価の重石となりました。日経平均株価は一時前日比162円安の27,257円まで下げ幅を広げました。しかし、3月期決算企業の期末が近づき、配当取りが意識され下値も固く、その後は27,300円台で一進一退を続けました。新規の材料も見当たらず、日経平均株価は結局前日比34円安の27,385円と、小幅に続落して取引を終えました。 東証プライム市場では値上がり850銘柄に対して、値下がり881銘柄とまちまちでした。週末で様子見気分が高まり、東証プライム市場の売買代金は、2兆5250億円にとどまりました。 本日発表予定の海外経済指標等 【ユーロ圏】 3月S&PグローバルPMI(製造業) 前回:48.5 予想:49.0 3月S&PグローバルPMI(サービス業) 前回:52.7 予想:52.5 【米国】 2月耐久財受注(除輸送用機器、前月比) 前回:+0.8% 予想:+0.2% 3月S&PグローバルPMI(製造業) 前回:47.3 予想:47.0 3月S&PグローバルPMI(サービス業) 前回:50.6 予想:50.3 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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03/24 08:28
【モーニングFINTOS!】米国株上昇も、上値の重い展開に(3/24)
海外市場の振り返り 23日の米主要3株価指数は揃って反発しました。22日の3月FOMCでFRBは2023年末の利上げ見通しを据え置いたことから、市場ではFRBによる利上げ停止が近いとの観測が強まり、米国長期金利が前日から低下しました。これを受け、高PERのハイテク株を中心に株価が上昇しました。一方、金融不安や継続的な利上げによる景気減速懸念は根強く、NYダウとS&P500指数は一時下げに転じる場面もありました。 相場の注目点 3月FOMC後の記者会見でパウエルFRB議長は、インフレが依然として高すぎ、労働市場もなおタイトであり、今年の利下げを見込まない、としました。FRBは引き続き、インフレ抑制を優先していることが示されたことから、利上げ継続による米国経済への影響などを見極めていく必要があります。目先は、米国時間31日に発表される2月個人消費支出・所得統計や4月3日の3月ISM製造業景況指数など、重要経済統計に市場の注目が集まります。 本日のイベント 本日は、場中に日本の3月auじぶん銀行PMI速報値が発表されます。インフレにピークアウトの兆しが見られる中、中国の景気回復期待などを背景に景況感が改善するか注目です。加えて、米国やドイツ、ユーロ圏の3月S&PグローバルPMI速報値のほか、2月米国耐久財受注が発表されます。 (投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2023年3月24日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【緊急特集】米国の利上げ継続でも各種金利低下の謎、景気後退リスクがカギ 【#半導体製造装置】AI抽出15銘柄/東京エレクトロン、レーザーテック、岡谷鋼機… 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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03/23 16:29
【イブニングFINTOS!】半導体関連株が下支え、日経平均株価は反落も下落幅縮小(3/23)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は、前日比233円安の27,232円で取引を開始しました。市場が期待したハト派姿勢がFOMCの見通しやパウエルFRB議長記者会見で示されず、利上げ継続による金融引き締めが嫌気されて米国株が下げたことが重石となりました。国内市場でも銀行業や保険業の下落が目立ちました。日米の金利低下が背景とみられますが、米国金利の下げが相対的に大きかったため、為替は前日に比べ円高ドル安へ推移し、電気機器など輸出関連株も軟調な展開でした。 ただ、日経平均株価は、午前の取引時間中にかけて下げ幅を縮小し、前引け時点で27,400円となりました。米半導体関連企業の株高や、香港などアジア株式市場でのハイテク株高が好感され、国内の半導体関連銘柄が上昇したことが株式市場を下支えしました。日経平均株価は、後場の値幅が88円と小幅な推移となり、前日比47円安の27,419円で本日の取引を終了しました。個別では、米子会社の人員削減を発表したリクルートが前日比4.78%上昇しました。 本日発表予定の海外経済指標等 米国:2月新築住宅販売件数(年率) 前月:67.0万件 予想:65.0万件ユーロ圏:3月消費者信頼感指数 前月:-19.0 予想:-18.2 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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03/23 09:15
【モーニングFINTOS!】FOMCはハト派的も、米財務長官発言でリスクオフ(3/23)
海外市場の振り返り 米国株は下落しました。FOMCは、政策金利誘導目標の4.75~5.00%への0.25%ポイント利上げ、債券保有額のこれまでと同じペースでの減額継続などを発表しました。声明文では従来の「継続した利上げが適切になる」から「何回かの追加引き締めが必要かもしれない」と表現が変更されたことがハト派的と受け止められ米国株は一旦は上昇しました。パウエルFRB議長の会見では、「今年の利下げを全く想定していない」ことをコメントしたことはややタカ派的だったものの、FOMC全体を通してはハト派的と捉えられドル安が進みました。一方、FOMCで金融不安により景気やインフレに下押し圧力がかかったことが示唆されたことに加え、イエレン米財務長官が上院小委員会で「全面的な預金保険の提供を検討していない」とコメントし、観測報道された預金保護上限を現状の25万ドルから議会承認なしに一時的に引き上げる案を否定したことが伝わると、米国株は金融株を中心に下落し、米10年国債利回りも低下するなどリスクオフとなりました。 相場の注目点 引き続き、各国のインフレ対応での金融引き締めと、金融システムの健全性維持の対策が注目されます。 本日のイベント イングランド銀行(英中銀)の金融政策会合が予定されています。市場では、政策金利を4.25%への0.25%ポイント追加利上げが予想されています。今般の銀行破綻による世界的な金融システム不安のなか、次回5月会合での追加利上げが示唆されるかが注目されます。 (投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2023年3月23日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【2周年特集】株式レーティング(格付け)はどう決まる?株価への影響は?各社の強気・弱気の基準一覧を紹介 【#空飛ぶクルマ】AI抽出15銘柄/メガチップス、東京製鐵、日本製鉄… 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点