デイリーピックス
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昨日 08:20
【モーニングFINTOS!】FRB高官発言を受け、米金利上昇一服・株高(9/29)
海外市場の振り返り 28日の米国株式市場では、主要3指数が上昇しました。シカゴ連銀のグールズビー総裁が、「雇用とGDPを重視する伝統的な経済理論に基づく政策は、引き締めすぎのリスクをもたらす」、「追加引き締めなしにインフレは目標まで低下し、景気後退なしにこれを達成できる」と発言したことなどを受けて、米10年国債利回りは低下し、米主要株価指数は上昇しました。原油高による高インフレ長期化や米債務上限問題の懸念などによる金利上昇・株安が一服した形です。 米国の経済指標では、週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回りました。申請件数は、UAW(全米自動車労組)によるストライキの影響を受けたミシガン州とオハイオ州で増加した一方、他の地域での下落で相殺され、米国全体では労働市場の回復が継続していることを示唆しました。 相場の注目点 米国の金融政策へ影響を与えるデータが引き続き注目されます。米国では本日、8月個人消費支出(PCE)が発表されます。FRBがインフレ指標として重視するPCEコア価格指数は、市場予想は前年同月比+3.9%と、7月の同+4.2%から減速するとみられています。 また、9月シカゴ購買部協会PMIが発表されます。9月分の市場予想は47.6と、5月に40.4まで低下した後回復しましたが、依然として好況・不況の分水嶺である50を下回る水準です。高金利や雇用環境などがどの程度製造業に影響を与えているかが注目されます。 (投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2023年9月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【銘柄ランキング】野村で買われた米国個別株は?トップ20を紹介(2023年6-8月分) 【知って得する株主優待】株を長く保有したい株主優待ランキング(9/28) ご投資にあたっての注意点
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09/28 15:55
【イブニングFINTOS!】9月の配当権利落ち日を迎え、日経平均株価499円安(9/28)
本日の株式市場 9月末の配当権利落ち日にあたる本日の日経平均株価は、前日比252円安の32,119円と反落して取引を開始しました。配当落ちによる影響で、日経平均株価は約225円程度押し下げられるとの試算を考慮すると、前日からは実質ほぼ横ばい水準での推移を続けました。とはいえ幅広い銘柄が下落し、原油高が好感された鉱業以外の業種は全て下落しました。米国の長期金利は一時4.64%となるなど上昇が続いており、11時前には、日本の10年国債利回りは0.75%と2013年9月以来およそ10年ぶりの高水準をつけました。米国での連邦政府機関閉鎖懸念や自動車業界のストライキ長期化懸念に日米長期金利上昇が加わり、市場では急速に警戒感が高まりました。日経平均株価は、前引け直前に前日比574円安と急速に下げ幅を広げ、後場寄り直後には一時前日比697円安の31,674円となる場面もありました。しばらく安値圏での推移を続けましたが、引けにかけては下げ幅を縮め、結局前日比499円安の31,872円で本日の取引を終えました。 本日発表予定の海外経済指標等 特にありません。 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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09/28 08:31
【モーニングFINTOS!】米国株横ばい圏 ドル円は150円目前(9/28)
海外市場の振り返り 27日の米国株式市場では、耐久財受注の好調な結果が好感されました。一方、原油価格上昇が一部セクターの重石となったほか、月末の政府機関閉鎖リスクを懸念され、NY主要指数は横ばい圏で引けました。政府閉鎖を巡っては、上院指導部が11月半ばまでのつなぎ予算案で合意しましたが、下院では保守強硬派の反発が予想されています。 相場の注目点 米10年国債利回りの上昇を受け、為替市場では円安ドル高がさらに進行し、一時1ドル=149円台後半を付けるなど、大台の150円目前まで迫っています。こうした状況の下、本日も当局からの口先介入などの対応に注目が集まります。28日はWTI原油価格が1バレル93.68ドルと、2022年8月以来の水準まで上昇しており、ガソリン価格を中心に輸入物価上昇圧力に対する当局の警戒が高まった可能性もあります。 本日のイベント 本日は、米国の週間新規失業保険申請件数が発表されます。今回の統計には米自動車業界のストライキの影響が表れ始める可能性があります。全米自動車労組(UAW)は交渉に進展がなかった場合、29日にストライキを拡大する方針も示しています。28日、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、「政府機関が閉鎖される、あるいは自動車ストライキが長期化する場合は景気が減速する可能性があるため、FRBは物価上昇を緩和する手段を使う必要がなくなる」との見解を示しています。本日はパウエルFRB議長の講演も予定されており、発言の内容に注目が集まります。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2023年9月28日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【銘柄ランキング】開業医に買われた銘柄は?トップ20を紹介(2023年6-8月分) 【知って得する株主優待】女性にうれしい“美と健康”株主優待ランキング(9/27) ご投資にあたっての注意点
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09/27 16:13
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、米景気懸念が重石となるも値ごろ感から反発(9/27)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前日比291円安の32,023円で取引を開始しました。前日発表された米経済指標が景気減速を示唆したことから、米国株式市場が下落したことが嫌気されました。寄付き後は一時前日比354円安まで下げ幅を拡大し、約1カ月ぶりに32,000円を下回る場面もありました。もっとも、売り一巡後は自律反発狙いの買いなどが支えとなり、徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。後場に入っても、材料に乏しい中、緩やかながら下げ幅を縮小する展開は変わらず、引けにかけては上昇に転じました。結局、日経平均株価は前日比56円高の32,371円とこの日の高値で取引を終えました。 個別では、アドバンテストや中外製薬、第一三共、東京エレクトロンなどの上昇が目立ちました。一方で、ファーストリテイリングやダイキン工業が下落し、2銘柄で日経平均株価を約62円押し下げました。 本日発表予定の海外経済指標等 特にありません。 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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09/27 08:29
【モーニングFINTOS!】経済指標悪化と金融引締め懸念で米株安(9/27)
海外市場の振り返り 米国経済指標では、9月消費者信頼感指数が103.0と市場予想の105.5を下回りました。また、8月新築住宅販売件数が年率67.5万件と、市場予想の同69.8万件を下回り、景気減速への懸念が強まりました。FRB高官の発言としては、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、年内の追加利上げと高い政策金利を長い期間維持させるべきとの見方を示しました。加えて、FRBのボウマン理事は、FRBによるインフレ抑制のための行動の重要性を明確にしていると発言したことも、金融引き締め懸念を強めることになりました。米国株主要3指数はそろって反落し、VIX指数は18.94と5月25日(同19.14)以来の水準となりました。9月末の財政年度末を前に、暫定予算の成立に向けた議会情勢がまだ明確で無いことなども、市場のリスクとしてみられているようです。 相場の注目点 為替相場が1米ドル=149円台へ円安が進んでいます。為替市場における介入警戒感が高まっており、昨日、鈴木財務大臣は「過度な変動についてはあらゆる選択肢を排除することなく適正な対応を取る」と述べています。為替市場の動きには注意が必要です。 本日のイベント 本日は、9月末の配当・優待権利付き最終売買日です。米国では、8月耐久財受注の発表と、共和党大統領候補の第2回討論会が開催されますが、トランプ候補は討論会に参加しない予定です。 (投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2023年9月27日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【野村の動画】投資家に買われた「配当利回り3%以上」銘柄ランキング(2023年6-8月分) 【知って得する株主優待】家族みんなで楽しめる株主優待ランキング(9/26) ご投資にあたっての注意点
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09/26 15:58
【イブニングFINTOS!】米国や日本の長期金利上昇を受け、日経平均株価反落(9/26)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前日比38円安の32,640円で取引を開始しました。前日の米国株式市場では、主要3指数揃って小幅に反発しましたが、米国長期金利は4.5%を上回り、約16年ぶりの高水準となりました。これを引き継ぎ、日本でも長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは0.745%まで上昇しました。金利上昇が嫌気され、グロース(成長)株が下落し、とりわけ半導体関連株の下落が重石となり、日経平均株価は寄付き後わずか30分ほどで前日比312円安まで下げ幅を広げました。長期金利の上昇で、収益環境の改善が期待された銀行業や保険業は逆行高となりました。しかし、その後の日経平均株価は新規の材料に欠き、32,400円を挟んで一進一退を続けました。引けにかけては再度下げ幅を広げ、前日比363円安の32,315円と本日の安値で取引を終えました。 東証プライム市場全体では幅広い銘柄が下落し、値上がり495銘柄に対して値下がり1,280銘柄と、全体の約7割にあたる銘柄が下落しました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・9月消費者信頼感指数(コンファレンスボード、総合) 前月:106.1 予想:105.5・8月新築住宅販売件数(年率) 前月:71.4万件 予想:69.8万件 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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09/26 08:32
【モーニングFINTOS!】米国株 5営業日ぶりに反発(9/26)
海外市場の振り返り 25日の米国株式市場で、主要3指数は揃って5営業日ぶりに反発しました。一部の大型株が個別要因で上昇したものの、FRBによる金融引き締めが長期化することへの懸念が、相場の重しとなりました。 相場の注目点 9月に公表されたFRBのドットチャートでは、2023年内に1回の追加利上げと、2024年はそこから2回の利下げの予想が示されました。市場の過度な金融緩和期待が高まるのを防ぐ効果とともに、長期金利の上昇を誘発しています。一方、米国企業の業績見通しについては、テクノロジー企業を中心に拡大が予想されています。10月中旬からは、米国企業の2023年7-9月期決算発表が始まります。S&P500指数EPSは、2023年4-6月期の決算発表シーズンの山場を越えた後も一部企業で業績予想の改善が進み、2023年7-9月期から前年同期比で増益に転換する予想になっています。そして、2024年には2桁増益に達する見通しです。米国企業業績は上方修正局面入りしており、増益率が拡大する場合、株式市場の追い風になるとみられます。 本日のイベント 本日は、米国で7月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、9月の消費者信頼感指数が発表されます。また、ボウマンFRB理事が日本時間翌2:30に講演を行います。22日に同理事は複数回の追加利上げが望ましいとの考えを示しており、考え方に変化がないか注目されます。 (投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2023年9月26日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【今週の米国株】ストライキ、原油高…インフレかく乱要因を注視/決算はマイクロンに注目 (9/25) 【知って得する株主優待】マイベスト総合ランキング(9/25) ご投資にあたっての注意点
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09/25 16:21
【イブニングFINTOS!】日経平均株価 5営業日ぶりに反発 日銀の政策維持が支え(9/25)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は、前週末比114円高の32,517円で取引を開始しました。22日に日銀が金融政策の維持を決定し、引け後の記者会見では、日銀の植田総裁が金融政策の修正時期について明言を避けたことで、早期の利上げへの過度な懸念が後退しました。寄付き直後は下落に転じる場面もありましたが、前週の一週間で日経平均株価は約1,130円下落していた反動もあり、徐々に上げ幅を拡大する展開となりました。後場に入っても、新たな材料がない中、高値圏で一進一退となりました。結局、日経平均株価は前週末比276円高の32,678円とこの日の高値圏で取引を終えました。 個別では東京エレクトロンやソフトバンクグループ、アドバンテストといった値嵩株や半導体関連株の一角が上昇し、日経平均株価を約141円押し上げました。また、第一三共は22日に英アストラゼネカと開発中の抗がん剤について、臨床試験結果で改善を示したと発表したことが好感され、株価は前週末比+7.55%となり、値上がり率は首位となりました。 本日発表予定の海外経済指標等 特にありません。 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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09/25 08:50
【モーニングFINTOS!】米景気減速への懸念が株式市場の材料に(9/25)
海外市場の振り返り 22日の米国株式市場は、主要3指数は揃って4日続落しました。複数のFRB高官のややタカ派的な発言を受けて、FRBによる金融引き締めが長期化するとの懸念が高まりました。また、全米自動車労組(UAW)がゼネラル・モーターズと欧州ステランティスに対してストライキを拡大すると表明したことから、ストライキが長引き米国景気を下押しする、との見方も株式市場の材料となりました。NYダウが7月以来約2ヶ月ぶりの安値となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、6月以来約3ヶ月ぶりの安値となりました。 相場の注目点 9月21-22日に開催された日本銀行(以下、日銀)の金融政策決定会合では、大方の事前予想通りマイナス金利政策や10年国債利回りの誘導目標など、主要な金融政策の据え置きが決定されました。声明文の変更もほとんどなく、「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」との文言が維持されました。為替市場では、決定公表前に1ドル=147円台で推移していたドル円相場が、公表後には148円台を回復するなど円安が進行しました。会合後の植田総裁の記者会見では、今後の政策修正について「毎会合でデータや情報を丁寧に分析していく」とのデータ重視姿勢が示されました。市場では、要人発言や物価統計で日銀の金融政策の動向を見極めていくことになると予想されます。本日(9/25)は、植田総裁(大阪経済4団体共済懇談会に出席)や内田副総裁(全国証券大会で挨拶)の発言機会が予定されています。また、29日には、全国の物価の先行指標となる9月東京都区部消費者物価指数が発表されます。これらの結果を受けて、一段の円安ドル高が進行するか、注目されます。 (投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2023年9月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【テーマ銘柄】女性活躍を積極的に推進する「なでしこ銘柄」 【最新ランキング】日本株、今週の値上がり/値下がり銘柄は? (9月第4週) ご投資にあたっての注意点