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19分前

【野村の朝解説】米国株休場、債券市場は小動き (1/10)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9日の米国株式市場は、カーター元大統領の服喪の日で休場でした。短縮取引だった債券市場で米10年国債利回りは、前日比ほぼ横ばいの4.684%となりました。ドル円相場は1ドル=158円台前半で小動きとなっています。10日に雇用統計の発表を控え、様子見の展開でした。 相場の注目点 今週(1/6~)の日経平均株価は、日本の10年国債利回りが上昇したことなどが嫌気され、上値の重い展開となりました。日銀の金融政策決定会合(1月23-24日)を控え、追加利上げを巡る思惑などから長期金利の上昇圧力が強まっています。9日に発表された日本の11月毎月勤労統計では、1人当たり賃金に相当する現金給与総額(速報値)が前年同月比+3.0%と前月から伸び率が上昇し、賃上げ基調が継続していることが確認されました。9日の10年国債利回りは一時1.185%と、2011年5月以来の高水準をつける場面がありました。来週は、14日に氷見野日銀副総裁が金融経済懇談会に出席し、その後記者会見が予定されており、市場では利上げに向けた地ならしが行われるのではないかとの見方が高まっています。引き続き、物価や賃金に関する統計や当局者の発言を受けた市場の変動が注目されます。 本日のイベント 米国では、FRBの金融政策の動向を見極める上で注目の12月雇用統計が発表されます。国内では、良品計画やイオンなど小売企業に加えて、安川電機が決算を発表します。安川電機の決算は、1月下旬から本格化する製造業の業績動向を見極める上で重要です。 (野村證券 投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2025年1月10日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点

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