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8分前

【野村の朝解説】NYダウ7連騰 年内利下げ期待が高まる(5/10)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9日の米国株式市場では、主要3指数揃って上昇しました。週間新規失業保険申請件数が23.1万件と市場予想に反して前月から増加し、2023年8月以来の水準となりました。ニューヨーク市の学校職員の休暇に関連した一時的な影響が指摘されていますが、この結果を受け債券利回りは低下、FRBによる年内利下げの観測が強まりました。 相場の注目点 9日の週間新規失業保険申請件数に加え、雇用統計やISM景況感指数など、米国の経済指標の下振れが続いています。本日は、5月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)が発表されます。4月の消費者マインド指数は77.2と3月(79.4)から小幅に低下しました。また、同時に1年先の期待インフレ率および5年先の期待インフレ率も発表されます。これらは、来週15日に発表が予定されている、4月小売売上高および、4月消費者物価指数の前哨戦として注目されます。なお、3月の米小売売上高は前月比で市場予想を上回り、前年同月比は2月よりも伸び率が加速するなど、堅調な結果となっています。 本日のイベント 日経平均株価の動きに影響の大きい東京エレクトロンやKDDIなど、本日も多くの企業が決算発表を予定しています。9日引け後に発表された決算では、SUMCOや花王などが2024年1-3月期の営業利益が市場予想を上回る結果となったほか、ダイキン工業や日産自動車、神戸製鋼所などが市場予想を上回る2025.3期の営業利益見通しを発表しています。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2024年5月10日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点

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