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10/10 16:08
【野村の夕解説】日経平均株価、朝高後伸び悩み102円高(10/10)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 米国経済のソフトランディング期待から前日のNYダウとS&P500は上昇し、史上最高値を更新しました。米国株高の流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日比297円高の39,575円と続伸して取引を開始しました。1米ドル=149円台へと進行する円安も追い風となり、一時同338円高の39,616円まで上げ幅を拡大しました。しかし、心理的節目の4万円に近づくと高値警戒感が強まり、その後は上げ幅を縮小し39,400円を挟んで一進一退を続けました。前日に大幅高となったアドバンテストなど半導体関連株の一角は、朝方は上昇したものの下げに転じ、重石となりました。新規の買い材料に欠き、中国財政部の記者会見を12日に控えて政策期待が中国株を押し上げましたが、日本株への影響は限定的でした。日経平均株価は、膠着を続けたまま前日比102円高の39,380円と続伸して本日の取引を終えました。個別銘柄では、日経平均株価指数のウェイトの大きいソフトバンクグループが前日比+3.96%、ファーストリテイリングは同+1.28%と上昇し、2銘柄で125円押し上げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国では9月CPI(消費者物価指数)が発表されます。4日発表された9月雇用統計で労働市場の底堅さが確認されたことで、CPIのうち、特にサービス価格に注目が集まります。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点
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10/10 08:28
【野村の朝解説】米株続伸、ドル円は2ヶ月ぶりの円安水準(10/10)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9日の米国株式市場では、主要3指数が揃って続伸しました。前週末に発表された9月雇用統計の結果を受けた米景気に対する楽観論や利下げ継続観測が株価の押し上げ要因となりました。また、半導体世界大手のTSMC(台湾積体電路製造)が9日発表した9月の売上高が市場予想を上回っていたことを受けて、情報技術セクターが上昇し、相場を牽引しました。債券市場では、米国経済の底堅さが意識されて米10年国債利回りが4.07%と、約2ヶ月半ぶりの水準に上昇しました。米長期金利が上昇する中、為替市場では円安ドル高が進展し、1ドル=149円台前半と、約2ヶ月ぶりの水準を付けました。 相場の注目点 本日の日本株は、米国時間における円安ドル高と米国株の上昇が支援材料になりそうです。今後の相場のカギの一つは、日米の選挙戦です。日本では、9日に衆議院が解散し、与野党は事実上の選挙戦に突入しました。自民党は本日、衆院選の公約を発表します。成長戦略、持続的な賃上げ、物価高対策を含む経済政策や、政治改革などが論点です。また、同党の選挙戦略・体制を通じた石破政権に対する市場の評価が注目されます。相場のもう一つのカギは、日米の金融政策です。9日発表の9月FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨では、最終的に大半の参加者が0.5%ポイントの大幅利下げを支持したものの、利下げ幅については意見が分かれていたことが確認されました。また、足元の雇用統計の上振れに鑑みれば、追加的な0.5%ポイントの利下げへのハードルは高いとの印象を改めて市場に与える可能性があります。本日、米国では9月消費者物価指数(CPI)が発表されます。FRBの政策判断の軸足はインフレから雇用へと移りつつありましたが、労働市場の底堅さが確認されたことで、CPIの重要度が再び高まっています。 (野村證券 投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2024年10月10日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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10/09 16:02
【野村の夕解説】米ハイテク株上昇受け、日経平均株価反発340円高 (10/9)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比447円高の39,385円と反発して取引を開始しました。前日の米国で供給制約に直面している次世代半導体ブラックウェルの生産増強が報じられたエヌビディアを中心にハイテク株の上昇が追い風となり、アドバンテストなどの半導体関連株の上昇が目立ちました。日経平均株価は寄り付き直後、前日比518円高まで上げ幅を広げましたが、上値は重く39,300円を挟んで一進一退を続けました。その後、中国本土株式市場で上海総合指数が反落して下げ幅を広げると、中国景気への懸念が日本株にも影を落とし、日経平均株価は一時前日比178円高まで上げ幅を縮小しました。他方、中国当局が財政政策を巡り12日に記者会見を行うと報じられると、日経平均株価は持ち直し、前日比340円高の39,277円と反発して本日の取引を終えました。個別銘柄では、エヌビディアも顧客である半導体検査装置大手アドバンテストが前日比+3.64%と上昇する一方で、業務委託先へのサイバー攻撃で顧客情報の一部が漏洩した可能性があると報じられた東京海上ホールディングスは同ー2.55%の下落となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国では、本日、9月FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨が公表されます。他にもFRB(連邦準備理事会)のジェファーソン副議長はじめ多くのFRB高官による講演が予定されています。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点
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10/09 08:29
【野村の朝解説】米経済の軟着陸期待で米国株は反発(10/9)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 8日の米国株式市場で、主要3指数は上昇しました。追加の大幅利下げ観測が後退するなか、米10年国債利回りが再び4%台に乗せていることは引き続き、株式市場にとって重石になったと考えられます。一方で、中東情勢を巡る懸念が緩和したことや前日に大幅下落した反動、また米景気に対する楽観論や利下げ継続観測が株価を支え、取引終盤にかけて上げ幅を拡大する展開となりました。 相場の注目点 米国では今年11、12月に連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されていますが、前週末に発表された9月の米雇用統計を受けて、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が次回11月のFOMCで利下げ幅を0.50%ポイントにするとの見方はほぼ解消され、0.25%ポイントの利下げになる公算が高まっています。このような中、クーグラーFRB理事は8日、「さらに景気中立的なスタンスへと追加利下げを行うことを支持する」と発言しました。FRBが今後も利下げを継続する、その中で米景気はしっかりしている、という状況は今後も株高を支えるとみられます。しかし、今後さらに利下げ観測が後退した場合は、短期金利を中心に米国債利回りが上昇しやすくなり、株式市場にとっては重石になると考えられます。今後の利下げ幅やペースを見極めるべく、今週はFRB高官の講演やFOMC議事要旨(9月17-18日開催分)、また9月の米消費者物価指数(CPI)の結果も注目されます。 日本では本日、「15日公示、27日投開票」の日程が正式に決まり選挙戦に入ります。経済対策のほか、石破政権からの日銀金融政策に絡んだ発言も引き続き注目されます。また、NZやインドで金融政策会合が開催されます。 (野村證券 投資情報部 引網 喬子) (注)データは日本時間2024年10月9日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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10/08 16:03
【野村の夕解説】軟調な外国株式市場の流れを受けて、日経平均は反落(10/8)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前日、米国では目立った経済指標の発表はありませんでした。しかし、前週末発表の9月雇用統計で確認された米国景気の力強さを背景に、FRB(米連邦準備理事会)による大幅利下げ観測が後退したことで、米10年国債利回りが上昇し、2ヶ月ぶりに4%を上回りました。金利上昇を受けて、米国株式市場では主要3指数が揃って下落しました。米国株安の流れを引き継いで、本日の日経平均株価は前日比311円安の39,021円で取引を開始しました。中国政府による追加財政政策への期待の剥落から、中国上海総合指数が寄り付きからの上げ幅を急速に縮めたほか、香港ハンセン指数が大幅下落しました。これを受けて、売上高構成比に占める中国の割合が大きい東京エレクトロンやファナックが下げ幅を拡げ、日経平均株価は一段安しました。結局前日比395円安の38,937円で本日の取引を終えました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 明日、石破首相が衆議院解散を宣言する予定です。石破政権の掲げる公約や選挙体制への市場からの評価に注目が集まります。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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10/08 08:47
【野村の朝解説】長期金利上昇を受け米国株は反落(10/8)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 7日の米国株式市場で、主要3指数は反落しました。4日に発表された強い米9月雇用統計が物価の面で意識され、また、中東情勢の緊張継続により原油価格が上昇したことで、インフレ率が高止まりするとの見方が広がりました。米10年国債が約2ヶ月ぶりに4%台に上昇したことや、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ確率が若干ながら低下するなど金融政策がよりタカ派化するとの懸念、10日の9月CPI(消費者物価指数)の発表を控えたリスク回避的な動きなどが株式市場にとって重石となったと考えられます。S&P500の11業種では、エネルギーが上昇した一方、その他の10業種は下落しました。 相場の注目点 米国では今週から2024年7-9月期の決算発表が本格化します。業績成長が株価の上昇を主導する、いわゆる業績相場が継続できるかが注目されます。大手企業では、8日に飲料・スナック大手のペプシコ、10日にデルタ航空、11日に金融のJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ブラックロックなどの発表が予定されています。また、10月後半以降には、米テクノロジー大手企業の決算発表が控えています。 JPモルガン・チェースの決算では、①純金利収益、②カードローンの貸倒率、などの実績と見通しが注目されます。米国では雇用を中心とした景気の減速などを受け、9月のFOMCで0.5%ポイントの利下げが行われました。金利低下局面でも金融機関が高水準の純金利収益を確保できるか、また、物価が高止まりし、雇用が悪化する環境下で借り入れによる消費が継続できるか、についての示唆が注目されます。 (野村證券 投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2024年10月8日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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10/07 19:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(10月第1週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2024年10月第1週(2024年9月27日~10月4日) 2024年9月月間(2024年8月30日~9月30日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年10月4日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年10月4日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2024年10月第1週(2024年9月27日~10月4日) 2024年9月月間(2024年8月30日~9月30日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年10月4日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年10月4日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2024年10月4日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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10/07 15:57
【野村の夕解説】米国雇用の力強さを受け、日経平均株価は大幅続伸 (10/7)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 4日(金)に9月米国雇用統計が発表され、雇用の力強さが示されました。米国株式市場では、主要3指数は揃って上昇し、次回11月FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5%ポイントの利下げ観測が後退したことで、米国10年国債の利回りが上昇(価格は下落)しました。外国為替市場では、本日朝9時ごろ1米ドル=148円60銭前後と、前週末17時時点と比べ2円以上円安米ドル高に推移しました。 日経平均株価は前週末比604円高の39,239円と大幅続伸で始まりました。米国金利上昇を受け日本の長期金利も上昇したことで、業種別では利ざやや運用収益の改善が期待される銀行や保険の株価が上昇しました。中国の景気刺激策を受け、日本株の取引き時間中は香港株式市場も続伸して推移したことも投資家心理を下支えしました。大引けは前週末比697円高の39,332円となり、3営業日続伸となりました。またTOPIXでは、総裁選のあった27日の高値を一時越えました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 日本では8日(火)に8月の毎月勤労統計、10日(木)に生活意識に関するアンケート調査が発表されます。日銀が引き締め姿勢を維持できるかを占ううえで、賃金及び物価の基調に注目です。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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10/07 08:25
【野村の朝解説】強い雇用統計受けNYダウ最高値(10/7)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 米国の9月非農業部門雇用者数は前月比25.4万人増と市場予想の上限を上回り、失業率は4.1%と2ヶ月連続で低下、時間当たり賃金は前月比+0.4%と市場予想(同+0.3%)を上回りました。強い雇用統計を受けて、米国株式市場では主要3指数が揃って上昇しています。市場では次回11月FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5%ポイントの利下げ観測が後退し、米国債は短期債を中心に金利が大幅に上昇、雇用統計発表前に1ドル=146円台半ばで推移していたドル円相場は、一時149円台まで円安ドル高が進行しました。本日は、米国での株高・円安を受けて、日経平均が自民党総裁選後の下落分を取り戻すことが期待されます。 相場の注目点 米国では今週から24年7-9月期の決算発表が本格化、11月5日には大統領・議会選挙の投開票日と次回FOMC(11月6-7日)までに重要イベントが控えています。現時点で大統領候補の支持率は拮抗している一方で、議会選挙は上院、下院ともに共和党が優勢な模様です。このため、トランプ氏への支持が上昇すれば、市場は「レッドウェーブ(大統領選はトランプ氏が勝利し、上院・下院とも共和党が過半数を獲得)」を織り込み始め、ドル、米国株は上昇、金利も高止まりとなる可能性があります。日銀の金融政策決定会合は10月30-31日に開催されます。今回も金融政策の据え置きが予想されています。10月下旬には連合が25年春闘の基本構想を発表、主要企業も個別に春闘に向けた方針を発表する見込みです。物価と賃金の好循環の継続が日銀の利上げ継続の必要条件です。景気回復の持続力を図る上では、賃上げ率以上にインフレを上回るベア(ベースアップ)への機運が確認できるかが重要です。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2024年10月7日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点