このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年5月分)

今回は2023年5月に新規登録された銘柄第4位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

15年ぶりの1,000円台乗せなるか

当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。

(図1)当社の株価は、2022年10月から今年2月にかけて大幅上昇しました。その後3月に26週移動平均線の水準まで下落しましたが、同線を下支えに再び戻しを試す展開となっています。

この先、今年2月高値(999.5円)を奪回となれば、2008年7月以来15年ぶりとなる1,000円台での相場展開が期待されます。

26週線割れの場合は800円前後が次の下値メド

(図2)一方上値の重い動きが続いた場合は、まず26週線(5月26日:886円)が下値メドとして挙げられます。仮に同線を下放れる展開となった場合は、2023年3月安値(805円)や上向きの52週線(同:801円)などがある800円前後の水準がさらなるメドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年5月26日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

【チャート分析】NTT、52週線を下支えに大台乗せ目指すか

【チャート分析】JT、5年ぶりに3,000円台乗せ

【チャート分析】トヨタ、52週線上放れなら本格上昇入りへ

ご投資にあたっての注意点