このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年12月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年12月に新規登録された銘柄第4位の本田技研工業(7267)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

13・26週線奪回となれば、戻りを試す動きに弾み

当社は二輪車のシェア世界首位を誇る、日本有数の自動車/二輪車メーカーです。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2021年中盤以降の横ばい相場を2023年春に上にブレイクし、同年9月には1,821円まで上昇しました。

その後、同年12月にかけて調整の動きとなりましたが、上向きの52週移動平均線を下支えに反発し、急角度の下降トレンドラインを上抜けました。

この先13週線(1月5日:1,547円)や26週線(同:1,556円)を奪回となれば、2023年9月高値(1,821円)を目指す動きに弾みがつくと考えられます。

調整継続の場合は52週線などが下値メド

(図2)一方この先、株価が13・26週線に上値を押さえられるなど調整継続となった場合は、上向きの52週線(同:1,387円)や2023年12月安値(1,386円)がある1,300円台で下げ止まりとなるか注目されます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2024年1月5日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点