このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2024年2月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2024年2月に新規登録された銘柄第5位のKDDI(9433)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

今年1月高値形成後に押しを入れる

当社は、国内有数の総合通信企業で、電子商取引などの事業も展開しています。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2020年9月以降、長期上昇相場を形成しています。ただ今年1月に高値5,080円を付けた後は押しを入れる展開となっています。

この先、2020年9月以降の上昇トレンド下限や上向きの52週線等を下支えに、今年1月高値に向けて戻しを試す動きとなるか注目されます。

52週線を割り込む場合は4,000円処が次の下値メド

(図2)一方、この先も調整継続となり、上昇トレンド下限や52週線(3月1日:4,429円) を割り込んだ場合は、次の下値メドとして2023年8月安値(4,059円)がある4,000円前後の水準が挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2024年3月1日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点