(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は、前日比186円高の38,803円で取引を開始しました。前日の米国株式市場では、5月開催のFOMC議事要旨が、タカ派寄りの内容だったことが嫌気され、主要3指数は揃って反落しました。ただし、引け後に発表されたエヌビディアの2024年2-4月期決算の実績や、2024年5-7月期売上高の会社見通しが市場予想を上回ったことが好感されました。国内株式市場では、東京エレクトロンやアドバンテスト、レーザーテックといった半導体関連銘柄が上昇が目立ち、指数を押し上げました。

米国株価指数先物が上昇したことも追い風で、日経平均株価は、徐々に上昇幅を拡大する展開となり、午後の取引開始後には、この日の高値となる39,129円を付ける場面もありました。引けにかけては、上海総合指数などアジア株式市場が軟調な推移となったことから更に上値を追う展開にはならず、39,100円付近を上限としたレンジで推移し、前日比486円高の39,103円で本日の取引を終了しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日は、米国でアトランタ連銀ボスティック総裁の講演が予定されています。また、米国やユーロ圏の5月PMI速報値が発表され、製造業の持ち直しやサービス業が鈍化しているか注目されます。

(野村證券投資情報部 金井 一宜)

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