(注)画像はイメージです。

本日の動き

前週末の米国市場では、半導体関連株が重石となりS&P500指数とNASDAQ総合は小幅に下落しました。この流れを受け本日の日経平均株価は前週末比99円安の38,497円で取引を開始しました。寄り付き前には日銀金融政策決定会合における「主な意見」が公表され、国債買い入れの減額について議論の様子が明らかになりました。市場はこれを、日銀の政策正常化における前のめりな姿勢はみえないと受け止め、外国為替市場は前週末からやや円安に振れ、一時1米ドル=159円94銭付近とおよそ2か月ぶりの水準となりました。円安を足掛かりに日経平均株価は輸出関連企業を中心に上昇に転じ、その後も下値は堅い動きが継続しました。後場に入ってからは、円安以外の新しい材料は見られなかったものの前場の流れを引き継ぎ上げ幅を拡大させ、後場中ごろには日経平均株価は一時前週末比300円高となりました。大引けは前週末比208円高の38,804円と反発して本日の取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では、25日(火)に6月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)、26日(水)に5月新築住宅販売件数が発表されます。FRB(米連邦準備理事会)の今後の政策方針を占う上で個人消費の現状などに注目です。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点