(注)画像はイメージです。
海外市場の振り返り
S&P500指数とナスダック総合指数は8連騰となりました。S&P500指数は2023年11月8日の8連騰以来となりますが、9連騰になると2004年11月5日まで遡ることになります。ナスダック総合指数は2023年12月19日にかけての9連騰以来です。8月上旬からの株価急落局面を経て、市場が落ち着きを取り戻す局面にあるとみられます。S&P500指数は7月16日の史上最高値から8月5日にかけて8.49%下落しましたが、その最高値まであと1.05%まで戻しています。8月19日は特に重要な経済指標の発表が無い中で、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、9月のFOMCでの利下げに向けた前向きな発言をしました。19日のS&P500指数は寄り付きから緩やかな上昇が続き、引け間際に上昇が加速してほぼ高値引けとなりました。 VIX指数は14.65と、株価急落が加速する直前の7月17日の14.48以来の水準に低下しています。パウエルFRB議長が23日にジャクソンホール会合で講演を行い、利下げに関する見通しが披露されるのではないかとの見方が、株式市場を下支えしているようです。
相場の注目点および本日のイベント
シカゴのCME日経225先物は37,820円と、昨日の東京市場終値の37,388.62円を上回っています。14:00に7月のコンビニエンスストア売上高と首都圏・近畿圏のマンション市場動向が発表されます。米国でアトランタ連銀のボスティック総裁の講演と、バーFRB副議長の講演があります。
(投資情報部 小髙 貴久)
(注)データは日本時間2024年8月20日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。