(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国では、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が9月のFOMCでの利下げに向けた前向きな発言をし、米国株主要3指数がそろって上昇しました。この流れを受け、本日の日経平均株価は前日比459円高の37,847円で始まりました。米国の雇用不安の観測報道による円高進行は一服し、またカナダのコンビニエンスストア大手によるセブン&アイ・ホールディングス買収計画に対して、米当局が異議の可能性、との報道を受け、米ドル買い円売りが進みました。外国為替市場では、12時台には一時1米ドル=147円台前半まで円安・米ドル高が進行しました。円安と足並みをそろえて日経平均株価は上げ幅を広げ、後場には一時前日比847円高の38,236円となりました。その後は、今週22日(木)から米国で開かれる経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」や、来週28日(水)に発表される米半導体大手エヌビディアの2024年5-7月期決算を控え、投資家の様子見ムードが強まり、日経平均株価は上げ幅をやや縮小させました。14時台からは一進一退の動きとなり、終値では前日比674円高の38,062円となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

日本では、23日(金)7月全国消費者物価指数が発表されます。日銀の追加利上げのタイミングやペースを見極める上で注目が集まります。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点