(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株式市場では目立った経済指標の発表がない中、これまで上昇を続けてきた主要3指数が反落しました。また、外国為替市場では一時144台まで円高・ドル安が進行しました。これらを受けて、本日の日経平均株価は前日比409円安の37,653円で取引を開始しました。米フィラデルフィア半導体株指数の軟調な動きを受けた半導体株の下落も、日経平均株価の下押し圧力となりました。しかし、寄り付き後は円高が一服するとともに日経平均株価も徐々に下げ幅を縮小し、前日比257円安の37,805円で午前の取引を終えました。午後に入ると、1米ドル=145円台後半へ円安方向に戻ると日経平均株価は一時38,000円台を回復する場面もありましたが前日終値までは戻らず、前日比111円安の37,951円で本日の取引を終了しました。22日(木)から始まる米ジャクソンホール会議を前に取引が手控えられ、東証プライム市場の売買代金は3兆4,629億円と低水準に留まりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国で、労働省による雇用統計の年次改定値が発表されます。一部では大幅な下方修正になるとの観測報道があります。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の発言に影響を与える可能性があり、注目されます。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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