(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

9月25日の米国では重要経済指数の発表がない中で、米国株主要株価指数はまちまちとなりました。主要3指数は前日終値付近で取引を開始しましたが、その後は、米10年物国債の利回り上昇やWTI原油価格の低下が重石となり、NYダウ、S&P500は下落基調となりました。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合はエヌビディアやテスラの上昇に支えられ小幅に続伸しました。引け後には、米半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジーが2024年6-8月期の決算を発表し、時間外取引で10%を上回る大幅高となっています。

相場の注目点

ハイテク株比率が高いナスダック総合指数の上昇や円安米ドル高の進行を受けて、本日の日経平均株価は上昇しての取引開始が見込まれます。9月の権利付き売買最終日にあたり、配当狙いの買いなど良好な需給環境が見込まれますが、自民党総裁選の投開票を明日に控えて積極的な売買も手掛けにくく、新たな材料の出現待ちとなりそうです。

本日のイベント

本日米国ではパウエルFRB議長挨拶(事前収録、日本時間22:20)、NY連銀ウィリアムズ総裁講演(同22:25)、バーFRB副議長講演(同23:30)らFRB高官の発言機会が予定されています。他、経済指標では8月耐久財受注(市場予想:前月比+0.1%)、週間新規失業保険申請件数(9/21の週、市場予想:22万3千件)、8月中古住宅販売仮契約(市場予想:前月比+1.0%)の発表が予定されています。

(野村證券 投資情報部 神谷 和男)

(注)データは日本時間2024年9月26日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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