(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株市場では、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジーが引け後に2024年6-8月期決算を発表し、売上高などが市場予想を上回り、9-11月期の収益見通しも市場予想を上回る好決算となりました。これを受けて、東京エレクトロンなどの国内半導体株が寄り付きから大きく上昇しました。本日の日経平均株価は前日比396円高の38,266円で寄り付いた後、半導体株高によって上げ幅を拡大し、寄り付きから10分ほどのうちに38,500円を上抜けました。今朝発表された7月の日銀金融政策決定会合の議事録で、今後の追加利上げに関して市場にとってサプライズとなる目新しい内容がないことが確認されると、外国為替市場で円高米ドル安が一服し、144円台後半へと円安が進みました。円安米ドル高を受けた輸出関連株や値がさ株のファーストリテイリングの上昇により、上昇幅を一段と拡げた日経平均株価は、引けにかけて堅調に推移し、前日比1,055円高の38,925円で本日の取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

明日、日本では自民党総裁選の投開票が行われます(13:00~)。事実上、次期首相を決める選挙であり、今後の財政・金融政策にも影響を及ぼす可能性があることから、注目されます。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

ご投資にあたっての注意点